文化祭の始まり ページ11
そろそろ文化祭をやる季節だ。( 遅いよねわかる )
私「 何やるんだろ 」
真澄「 アンタと居られるなら何でもいい … 」
委員長と副委員長が前に出て仕切り 、その後で書記が挙げられた候補を黒板に書く。
演劇 、屋台 、お化け屋敷 … ありふれたものばかりだがどれも文化祭の鉄板なネタであり 、まぁどれでも悪くない。
頬杖をしながら他の人の意見を何となく聞き流す。
ふと 活発な女の子が手を挙げた。
「 メイド執事喫茶なんてどうでしょう！ 」
ふふんっ と自身有り気な顔で腕を組む。
委員長「 あー、面白そうっすね 」
他とは少し違う意見に食いつく生徒。
真澄「 … Aのメイド服 … ふふっ 」
私「 げぇ … 」
隣席の友人の笑みに苦い顔をする。
その後も話し合いは続いたが 、これ以上の候補は出ることが無く 、多数決を取ることにした。
机に突っ伏し 、目を瞑りながらも周りの空気を読む。
嗚呼 、ここで多くの人が挙げてる … 。
それに釣られ 、自分もそこに手を挙げた。
委員長「 メイド執事喫茶に決まりました 」
圧倒的な人数の差で文句無しに決まった。
衣装や金銭的な話はまた後日になるらしいが、クラスの雰囲気も悪くないので楽しみである。
真澄「 一緒に帰ろ 」
小さく頷き 、昇降口に向かうも 、真澄への黄色い甲高い声や 、ひそひそと私に対する嫉妬の声も耳に入る。
毎日の事だから気にすることはないが 、真澄の隣は私でいいのかとかふと考える。
真澄「 ねぇ 、A … 近くにクレープ屋が出来たって …… 」
「 あの！真澄くん！ 」
同じクラスのさっきの活発な女の子だ。
この子はバスケ部の一年のリーダー的ポジションであり 、男女共に人気。顔も整っていて恋愛的な意味でも人気なのだ。
真澄「 …… 何 」
明らかな嫌悪感を剥き出しにして睨む。
今から校舎裏来て
きっと告白だろう。そう言えばこの間も隣のクラスに告白されてたなぁ、なんて呑気に思い返す。
真澄「 嫌だ 」
私「 即答！？ 」
行ってあげなよ 、と背中を押し送り出す。
──今の私 、どんな顔をしているんだろうか。
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皇(プロフ) - ！シ .さん» 笑ってくださりありがとうございますヽ(・∀・ )ﾉ 真澄は正義。頑張ります！^^ (2017年12月24日 21時) (
レス) id: 99f69f0d36 (このIDを非表示/違反報告)
！シ .(プロフ) - めっちゃ笑いました。真澄かわいい。頑張ってください！ (2017年12月20日 12時) (レス) id: c63ed2c4ca (このIDを非表示/違反報告)
皇(プロフ) - 童話さん» ありがとうございます！(^^♪ (2017年11月24日 21時) (レス) id: 99f69f0d36 (このIDを非表示/違反報告)
童話(プロフ) - とても、面白いです！更新頑張ってください！ (2017年11月23日 18時) (レス) id: 4ed159ca7f (このIDを非表示/違反報告)
無名の作者 - あいん。さん» ありがとうございます！やってはいけない誤字ですね…(*_*) (2017年10月31日 20時) (レス) id: 99f69f0d36 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：皇 | 作成日時：2017年10月8日 1時
