松田刑事の妹は【ワンダーランズ×ショウタイム】の団員でした!【完結済】 (ページ6)

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『お兄ちゃん、お疲れ様。これ唐揚げね。
明日、諸伏さんたちのお弁当も作ってあげる』

陣平｢おー、任せるわ｣

『諸伏さんたち、わたしのお弁当好きだよね』

陣平｢人の妹をこき使うなよって話だよな｣

『なら、あなたの妹をこき使わないでくださらない?』

お兄ちゃんからの無言の圧が怖くて

嘘嘘! いつも疲れてるもんね、と、急いで言い換える。

実際、こうやって家事するの楽しいし、苦ではない。

お兄ちゃんわたしに彼氏がもしできたら彼氏のこと殴りそうで怖い。

陣平｢で、学校は楽しいか?｣

中学校卒業と一緒に、帝丹高校ではなく宮女に行ったわたし。

同じクラスの穂波ちゃんとも仲がいいし、

穂波ちゃんたちのバンドのLeo/needも紹介してもらった。

別のクラスにいるみのりちゃんたちはアイドル活動をしていて、

MORE MORE JUMP! というアイドルで最近テレビ出演も叶った。

わたしの周りには、ものすんごい友人ばっかり。

『うん、めっちゃ楽しいよ!
今度、うちの学校で文化祭があるんだ。
休み取れるかどうか、まだわかんないんだよね。
でも、わたしは平気。お仕事優先してね』

陣平｢……………悪いな｣

本当は見に来て欲しかった…

その言葉は、巴の胸の中に落ちてしまった。