永遠1. 住処vo. シノさんリクエスト ページ10
読者様視点 読者様｢｣ 健太さん『』
冬。寒い。マフラーを鼻まで上げて、
今日は彼と久しぶりのデートだ。
バレちゃだめだから、夜、だけど。
ツアーが終わってひと段落ついて、
デートも、会うこともできずに
とっても寂しかった。
10分早く待ち合わせにつくと、
彼はもう既にそこにいた。
早いな健ちゃん、なんて少し笑ってしまう。
後ろから彼に声を掛けると、
一瞬驚いて、すぐにあの笑顔に変わった。
『零、久しぶりだね。』
と冷たい手で私の頬を撫でる。
｢健ちゃん、いっぱい待ってたでしょ、手ぇ冷たい。｣
『零と会えるって考えたら早く来ちゃってさ。』
そう笑って私の手を取り繋ぐ。
『こうすれば、冷たくなくなるかな？』
健ちゃんはずるい。こんなことを平気でするから。
それは未だに慣れなくて、恥ずかしくなって、
｢健ちゃん、行、行こう！｣
と彼の手を引く。
電車に乗って、綺麗なイルミネーションを目指す。
電車で座れたから、2人でくっついて座る。
健ちゃんの体温が伝わってきて、
とっても暖かい。
2人で会えなかった間の色んな話をする。
ツアー中のメンバーの話はいつ聞いても面白い。
彼は私の他愛のない話だって笑顔で聞いてくれる。
最高の彼氏だ。
そろそろ旦那様って呼びたいな
なんて思ってしまうけど。
駅に着くと、すぐそこは光で満ちていた。
走ってその方へ向かう。
｢健ちゃん！綺麗だね！｣
と振り向いて彼に話しかけると、
『零の方が綺麗だよ。』
と笑って言ってくれた。
こんなことを言う彼が愛おしすぎて、恥ずかしくて
彼の体にぴったりとくっついて歩く。
どんどん奥の方まで来て、
イルミネーションを抜けたデッキに辿り着いて、
2人でデッキの柵にもたれて話す。
『ねぇ零、、、』
｢どうしたの健ちゃん｣
『このままどこでも行けちゃいそうだね。』
なんて言うから。
｢このままどこまでも行っちゃおうか。｣
って言ってみたら、
『零はさ、』
｢うん、｣
『俺と』
｢健ちゃんと？｣
『一緒になって、永遠を誓ってくれる？』
それはプロポーズだった。
横を向いて空を見上げながら話す彼に
｢健ちゃん、｣
｢一緒になろうか。｣
と声を掛けると彼はこっちを向いて、
『ありがとう。』
と眩しそうな笑顔で笑ってくれた。
健ちゃんがあの青の小さい箱を取り出す。
そして私の指にはめてくれる。
私たちは、その時、永遠を誓った。
すこし続きます
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楪鴇(プロフ) - 零さん» 零さんありがとうございます；；♡ 彼の解釈をお話からお伝えできて何よりです。 (2023年2月17日 0時) (
レス) id: 02beeaa266 (このIDを非表示/違反報告)
零(プロフ) - バレンタインの斉唱箱庭さんめちゃくちゃ良かったです…確信犯で余裕綽々な大人なのに可愛らしくてきゅんきゅんが止まりませんでした。もう1つあるそうなのでのんびり待っております (2023年2月15日 22時) (レス) @page44 id: fb30cb9c86 (このIDを非表示/違反報告)
楪鴇(プロフ) - とろろのすけさん» 2回目のリクエストありがとうございます◎了解しました！書かせていただきます！ (2020年5月5日 8時) (レス) id: 8cbacb2e16 (このIDを非表示/違反報告)
とろろのすけ(プロフ) - 2回目のリクエスト失礼します！箱庭斉唱のボーカルさんのお話で、既に付き合ってるシチュエーションのものが見て見たいです、、！ (2020年5月4日 22時) (レス) id: 0a7874f912 (このIDを非表示/違反報告)
シノ - おがりんいいですね！もし余裕のある時にまた書いていただけたらとってもうれしいです！更新頑張ってください(・ω・) (2020年3月28日 17時) (レス) id: 92ddaefb04 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：楪 鴇 | 作成日時：2020年3月11日 10時
