愛 し い 君 と 。 （短編集）

君と夏フェス　０４　 とろろのすけさんリクエスト ページ9

読者様視点 読者様「」 げんくん『』


暑い。

暑すぎる。

そして痛い。

さらに生ぬるい。

周囲の視線が。

「げんくーん？そろそろ離れよう？視線が痛いよ？」

私の彼氏であるフォーリミさんのボーカルが

さっきから離れてくれないのだ。

ここはとある大手夏フェスの

関係者スペースのケータリング付近。

つまりいろいろな人が通るわけで。

先程もONAKAMAの他の人たちに

散々冷やかされまくった。

確かに沢山スキンシップを取ってくれるのは

こちらとしてもめちゃくちゃ嬉しい。好きだし。

ただこの男は本当に場所を考えないのだ。

｢ねーげんくん１回離れよ？｣

『いーじゃん本番終わったしやることないっしょ？』

そういう事じゃないんだけれども。

意を決した私は

しゅんっと身を屈めて

人のいない方向へ逃走した。

げんくんがとてとてと追いかけてくる。

走り方が可愛いのにめちゃくちゃ速くて、

あっという間に追いつかれてしまった。

そしてげんくんは

周囲に人がいないのをいいことに

私を冷たい壁に押し付けて

ちゅっちゅっとキスしだした。

｢ねぇげんくんどうしたの？今日いつもよりすごくない？｣

そう聞くと彼はむすっとした顔をしながら

『最後ダイブしたの気に食わなかったの！』

か、かわいい〜〜〜〜〜〜！

彼を思いっきり抱きしめた後、

背伸びして頭ナデナデしながら、

｢ごめんね？｣

と謝って頬にキスをした。

げんくんは嬉しそうに笑いながら

『口がいいな？』

なんて言ってくるから聞こえてないフリして

元の場所に2人で戻っていった。

そんな所を山中なんとかさんに見られてて、

散々冷やかされまくって

げんくんとたくやが水鉄砲で戦ってたのが

かわいかったなー。なんて。

大好きな彼氏と最高の思い出ができました。



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とろろのすけさん
リクエストありがとうございました！
模索した結果
夏フェスになっちゃいましたけど、、w
こういうものでよかったのでしょうか？

ちなみにまだリクエストは受付中、
お題箱も開設しました！
作者も半分課題終わったので
すこーし気が楽です＼( 'ω')／

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