検索窓
今日:3 hit、昨日:15 hit、合計:21,949 hit

秘密と嫉妬1. 斉唱箱庭vo. とろろのすけさんリクエスト ページ19

読者様「」 斎藤さん『』 読者様視点学パロ

ーーーーーーーーーーーーー


『この恋は、秘密にしてよね。』


あなたは言った。


何で、そう問うと言った。


『内緒は内緒だよ。』


そこから1年。


1年目の青春は本当に何も無かった。


2年の夏も終わり、文化祭。


うちのクラスでは、1位をとるため、


メイド喫茶になった。


絶対違うと思う。1位取れないと思うな。


そんな事を考えていたら、役決めが終わっていた。


なるほど、私はメイド、、


嘘だ。


隣に仲良しの鈴木くんがやってくる。


彼と隣のクラスの田淵くんだけが、


私たちの関係を知っている。


鈴《零ちゃん零ちゃん、これで宏介にアピールしようよ。》


「アピール、、、?何するのさ、私のメイドに魅力はないと思うよ。」


鈴《いやこれがね、さっき斎藤がね、》


メイド役決まった時にやにやしてたよ。


って。


私じゃないでしょ、なんて茶化したら


鈴《さっき宏介からLINE来てね、》


零がメイド服着てるの、俺我慢できるか心配だわ


だってさ、とメール画面を見せられる。


つまりこれは、チャンスだ。青春のチャンス。


「鈴木くん、私頑張る!」


その意気だ!と褒められ、私は採寸に向かった。


時は流れ服ができたらしく、試しに着てみることに。


短いな。スカート。


スカートが異様に短い。校則ガン無視スタイルだ。


それをクラスの人に見せるらしい。恥ずかしっ


でもチャンスだ。斎藤くんの事よく見ておこう。


決心してクラスに入る。


斎藤くんと目が合う。にやけてんなおい。


彼はすごく嬉しそうだった。


その晩鈴木くんからのLINE。


《斎藤くんめちゃくちゃ喜んでたよ。まあ頑張れ!》


最後の頑張れはよくわからないけど。


まぁ喜んでくれたのならいいだろう。


文化祭当日。


私は午前の接客だけで、午後の時間を持て余していた。


斎藤くんを誘えるかな、なんて微かな希望を持って。


「ねぇ斎藤くん。」


『あ、零ちゃん。』


ちょっと付いてきて。と言われたどり着いたのは


校舎の隅の空き教室。


そこに入ると斎藤くんは私を


思いっきり抱きしめてきた。初めて。


「ど、どうしたの、、?」


『ねぇ零ちゃん、それ、可愛すぎるよ。』


「いやひとつも可愛くなんか」


遮るようにかわいい。と言ってくる斎藤くん。


『みんな零が1番可愛いってさ、、』


嫉妬したかも、と首に顔を埋めてくる。



つづきます

2.→←2.



目次へ作品を作る感想を書く
他の作品を探す

おもしろ度を投票
( ← 頑張って!面白い!→ )

点数: 9.7/10 (11 票)

この小説をお気に入り追加 (しおり) 登録すれば後で更新された順に見れます
30人がお気に入り
設定タグ:バンドマン , 邦ロック
違反報告 - ルール違反の作品はココから報告

感想を書こう!(携帯番号など、個人情報等の書き込みを行った場合は法律により処罰の対象になります)

ニックネーム: 感想:  ログイン

楪鴇(プロフ) - 零さん» 零さんありがとうございます;;♡ 彼の解釈をお話からお伝えできて何よりです。 (2023年2月17日 0時) (レス) id: 02beeaa266 (このIDを非表示/違反報告)
(プロフ) - バレンタインの斉唱箱庭さんめちゃくちゃ良かったです…確信犯で余裕綽々な大人なのに可愛らしくてきゅんきゅんが止まりませんでした。もう1つあるそうなのでのんびり待っております (2023年2月15日 22時) (レス) @page44 id: fb30cb9c86 (このIDを非表示/違反報告)
楪鴇(プロフ) - とろろのすけさん» 2回目のリクエストありがとうございます◎了解しました!書かせていただきます! (2020年5月5日 8時) (レス) id: 8cbacb2e16 (このIDを非表示/違反報告)
とろろのすけ(プロフ) - 2回目のリクエスト失礼します!箱庭斉唱のボーカルさんのお話で、既に付き合ってるシチュエーションのものが見て見たいです、、! (2020年5月4日 22時) (レス) id: 0a7874f912 (このIDを非表示/違反報告)
シノ - おがりんいいですね!もし余裕のある時にまた書いていただけたらとってもうれしいです!更新頑張ってください(・ω・) (2020年3月28日 17時) (レス) id: 92ddaefb04 (このIDを非表示/違反報告)

作品は全て携帯でも見れます
同じような小説を簡単に作れます → 作成
この小説のブログパーツ

作者名:楪 鴇 | 作成日時:2020年3月11日 10時

パスワード: (注) 他の人が作った物への荒らし行為は犯罪です。
発覚した場合、即刻通報します。