出会いはネコでした 【弱虫ペダル】

LORD.49 ページ49

〜荒北〜




大した実力でもないくせにAちゃんに馴れ馴れしくしてんじゃねぇ！！


つか、アダ名とかクソ羨ましいな！



東堂｢よしA！オレのこともこれからアダ名で呼ぶといい！！｣


巻島｢山神って呼んでやるっショ｣


東堂｢それはいかんよ！全国には山神という名字の人がいるのだから｣


巻島｢なら、ぱっつあん｣


東堂｢それはどこぞのアニメキャラと被るではないか！｣


巻島｢尽八と新八。似てるっショ｣


東堂｢もう巻ちゃんは黙っててくれ！｣




小野田｢巻島さんはアダ名とかで呼ばれたくないんですか？｣


巻島｢オレは…巻ちゃんでいいショ。それより、田所っちは田所っちって呼ぶショ｣


田所｢巻島が2人いるみたいだな｣


｢嫌ですか？なら……所さん！｣


田所｢それは超大御所有名人だろうが｣


｢すごく大きいって意味なら同じです｣


田所｢全然違うだろ｣


｢えー。でも巻ちゃんが田所さんは最近クマみたいに大きくなって可愛くなってきたって｣


田所｢ほう……？巻島ァ？どういう意味だコラ｣


巻島｢そんなこと言ってないショ｣


｢言ったもん！｣


巻島｢可愛いとは言ってない！｣


金城｢つまりクマみたいとは言ったんだな｣


巻島｢あ、いや……最近めちゃくちゃ食ってるからショ｣





新開｢靖友。顔が怖いぞ｣


荒北｢るせーよ！｣


何で総北なんかと楽しくしてんだよ！


Aチャンは箱学のマネージャーだろうが！！


ああーーくそ！イライラする！





嫉妬って底なし沼みたいだ



体の中にドロドロした黒い何かが永遠に回る



胸が痛いとか、そんなんじゃない


ただ……イライラする




人を好きなるってこんなにも…………キモチワルイことの繰り返しかよ




｢スーモ！！とか、どうですか荒北さん｣


体のドロドロ全部を浄化してくれるような…そんな満面の笑みを向けられると悩んでたのがバカらしくなる


荒北｢オレ……良い部屋とか知らねぇよ………////｣



Aチャンと住むための家なら全力で探してやるけどさ



荒北｢っ〜///｣


んだよ住む家って



飛躍しすぎだろ




でもまぁ……そうなる可能性もあるわけだし……知っとくのも悪くないか…



｢……あ！私は小さな庭のある一戸建てがいいですかね｣


え……何それ。オレに催促してる？



家買えって



買ってやるよ！！



何十年ローンでもAチャンの理想の家！！



んで……｢行ってらっしゃい｣と｢おかえりなさい｣を言って欲しい

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