午後のティータイムは突然に(１) ページ43
桜華様、リクエストありがとうございます！
実は作者は料理が破滅的でして、色々ググったりしてこのお話を作りました。
少しは料理に詳しくなったかな…？
*
とある自由時間、私は何故かママによってキッチンへと連れていかれた。
「キャロットケーキを作りましょう」
とりあえず２・３個ツッコませろ、とテーブルの上に置かれた様々な材料を見てそう思った。
*
「まずは、薄力粉をボウルにふるってくれるかしら？」
『ごめん待って状況が呑み込めないんだけど』
こうして子供がハウスで料理をするなんてことは、まず無いだろう。
具材を切る包丁などの危険器具がどこにあるかも分からないし____否、そもそもハウスに刃物が存在するのか？
不満を目で訴えると、彼女は微笑んで私の頬へと冷たい手を滑らせた。
「昔、Aが料理をしたいって言っていたでしょう？」
『え？あー、うん…？』
「もう８歳になったのだから、里親に出された時の為にも今から経験した方がいいわよ」
里親っていうか、出荷されて鬼に食べられるんだよね、という言葉を心の内に留めておき、『そっかー！なら頑張らないとね！』という如何にも子供っぽい言葉を並べておいた。
ハウスの真実について知っている、と今から疑われるのもかなり辛いので、何も知らない無垢な子供を演じる。…演じると言うのは大袈裟か。
『それで？まずは薄力粉をふるう、だっけ？』
「えぇ、そうよ。ボウルと篩を取って」
プラスチックのボウルと篩を手前に持ってくれば、ママは私の背後に立って説明をし始めた。
ちなみに私は身長の影響で、台の上に足を置いている状態だ。
「A、ボウルの上で篩を支えていてちょうだいね」
はーい！と元気な返事をすると、ママは薄力粉が入っているであろう茶色の紙袋を手に取った。
そして、中身を篩に出していく。
「篩を左手だけで持てる？…そう、そしたら空いている右手で薄力粉を優しく押すのよ」
『うーん、こんな感じ？』
と斜め上の彼女の顔を見れば、「ふふ、上手ね」と褒めてくれた。それから、頬っぺたに薄力粉が付いている、と言って指先で拭う。
うわぁ、容姿だけじゃなくて性格まで美人…。
「次はニンジンを千切りにしましょう」
『せんぎりって何ー？』
「野菜とかを細かく刻むことよ。スライサーというものを使うと、簡単に出来るわ」
マはそう言って、スライサーを持ってきた。
『(…やっぱり包丁は使わないのか。)』
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月19日 22時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
じ - 気になるバーバン。 (2022年10月17日 16時) (レス) @page37 id: 3b27f251de (このIDを非表示/違反報告)
嘘の仮面 - 一瞬13話で 我「あれれ〜？←コ○ン風味 セリフが最終回っぽいぞ〜？」ってなってた (2020年11月14日 16時) (レス) id: f9b0be6a5b (このIDを非表示/違反報告)
死にたい、、、のか？ - 好きなアニメがけっこうかぶってる、、、なでゅか、、、ガンバ。 (2019年10月6日 2時) (レス) id: 69368e2650 (このIDを非表示/違反報告)
スターフォロワー(プロフ) - 花風雪さん» ご報告ありがとうございます！今すぐ直してきます！ (2019年8月25日 17時) (レス) id: 8991ba4fa0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スターフォロワー | 作成日時：2019年4月2日 7時
