３１話 ページ38
「つまり、本当に疑ってないなら、Aを俺達と一緒にさせないで離れさせるだろ。もしかしたらハウスの真実を伝えるかもしれないからな。だけど、どうだ？ママは遠ざけるどころか、」
「何もしてない！…ってことは、ママは本当に」
「あぁ、標的を完全に特定してる」
その標的に私が加担していることを、ママは知っているのだろうか。
いや、発信器を見た時点でアウトか。
『ってことは、私が１番怪しまれるのかな…』
半ば独り言だったのだが、その言葉にエマが反応した。
「怪しまれるっていうか…結構前から、ママがAのこと凄い見てたよ」
『うんそれもっと早く言ってほしかったな？！』
ちょっと、待って。
確かに最近見られてるような感じがするとは思ってたけど、まさかそれが全てママだったとは…。
もっと警戒心上げとけば良かったぁ、と今更自分の行動を後悔するが後の祭だ。
というか、イザベラママ推しとしては彼女のことを警戒はあまりしたくない。
「Aは、あまり派手な行動を起こすのを控えた方がいいね」
『はーい。裏から支える黒子ってことかな？』
「？」
『あ、ごめん何でもない』
この世界には黒子という言葉が無いのか、なるほどなるほど。
と１人で納得していたら、遠くからドンが駆け足でこちらに近づいてきた。
「おーい！そろそろ休憩終わって２回戦やろうぜ」
元気な声で鬼ごっこを誘う彼に、私は両手で大きなまるを上に作った。
レイは片手を振った後、声を静めて言葉を紡ぐ。
「"コントロールはできている"……だから特定済みでもママは何も仕掛けてこない。俺達が派手に動かない限り」
「ママは即出荷は勿論、多分計画の邪魔すらするつもりなかったってわけか…」
彼の"派手に動かない限り"という言葉を聞いて、脳裏に原作の下見のシーンが浮かんできた。
もし派手に動いたら、あのエマみたいになってしまうのか…。
「レイ、あれから発信器を壊す算段は順調？」
「あぁ」
「あとどれくらいで整う？」
「え……半月…いや"３０日"あれば」
急な質問を訝しげに思うも、答えていくレイ。
そういえば原作通りにカメラが報酬で来れば、発信器を壊す装置を作れるはずだ。
「じゃあ３０日後に決行しよう」
「え」
「"脱獄決行は３０日後、１１月２８日だ"」
______あれ？
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月19日 22時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
じ - 気になるバーバン。 (2022年10月17日 16時) (レス) @page37 id: 3b27f251de (このIDを非表示/違反報告)
嘘の仮面 - 一瞬13話で 我「あれれ〜？←コ○ン風味 セリフが最終回っぽいぞ〜？」ってなってた (2020年11月14日 16時) (レス) id: f9b0be6a5b (このIDを非表示/違反報告)
死にたい、、、のか？ - 好きなアニメがけっこうかぶってる、、、なでゅか、、、ガンバ。 (2019年10月6日 2時) (レス) id: 69368e2650 (このIDを非表示/違反報告)
スターフォロワー(プロフ) - 花風雪さん» ご報告ありがとうございます！今すぐ直してきます！ (2019年8月25日 17時) (レス) id: 8991ba4fa0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スターフォロワー | 作成日時：2019年4月2日 7時
