ママとほのぼのしたいだけの人生でした(前編) ページ32
※何かママとの話を書かなくては…！という使命感に刈られただけです。
番外編の部類に入ると思います。
*
自由時間。
太陽が燦々と輝く下で皆が遊ぶ中、私はひとりで木の下に寝転がっていた。
珍しくレイは鬼ごっこに混ざっており…いや強制的に連れていかれたので、木の下には他に誰もいない。
かといって私は何かをしている訳でもなく、ただ日向ぼっこをしていた。
『ふわぁ、…あー、寝ちゃいそうで怖いなぁー』
欠伸をして独り言をしていたら、上から言葉が返ってきた。
「ふふ、こんな所で寝たら風邪を引いてしまうわ」
『っ？！』
見下ろすような体勢のママを見て、私は驚きの声を上げた。
人の気配は無かった筈なのに…と呆然としている私に気がついているのか否かは分からないが、彼女はクスリと笑う。
「今日は皆と遊ばないのね」
『…うん。何か今日はゆったりしたかったから』
「だから日向ぼっこをしていたの」
『んー。気持ちいいよ、結構』
ふにゃりと自然に緩んでしまった表情のまま、そう言った。
涼しいそよ風が、頬を優しく撫でて通り過ぎていく。
やべぇ、正直日向ぼっこ舐めてたんだけど、これはマジでやばい。
瞼をゆっくりと閉じて耳をすませば、遠くで鬼ごっこをしているであろう皆の声が聞こえた。
それから、隣で草を踏む音。
目を開けて音をした方を見れば、そこには少し体勢を崩して座るママの姿が。
それは、彼女が気を抜いているということを表していた。
『(珍しー。今、私が行動を起こすとかは考えないのかな？)』
例えば＿＿と色々考えようとしたが、止めた。
別に彼女だってゆっくりしたい時ぐらいはあるだろう。
私は特に何も言わずに、２回目の欠伸をして、青い大空を見上げた。
『…あ』
「？」
『あそこにある雲、なんかクジラに似てない？』
「うーん、そうかしら？私には魚に見えるわ」
えー、絶対クジラだよーと不貞腐れていたら、その雲は徐々に崩れて形を無くしてしまった。
…それにしても、ママと二人きりで居ることは久しぶりだなぁ。
ちらり、と彼女の綺麗な横顔を眺めた。
ハウスの秘密や飼育監についても知っているので、ママと居ることは私も無意識の内に避けてしまっていた。
だがそれと同時に、原作で彼女の過去も全てまでとはいかないが、かなり知っているのだ。
____やはり、嫌いにはなれない。
複雑な気持ちのまま、視線を外す。
刹那、懐かしい旋律が耳に運ばれてきた。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月19日 22時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
じ - 気になるバーバン。 (2022年10月17日 16時) (レス) @page37 id: 3b27f251de (このIDを非表示/違反報告)
嘘の仮面 - 一瞬13話で 我「あれれ〜？←コ○ン風味 セリフが最終回っぽいぞ〜？」ってなってた (2020年11月14日 16時) (レス) id: f9b0be6a5b (このIDを非表示/違反報告)
死にたい、、、のか？ - 好きなアニメがけっこうかぶってる、、、なでゅか、、、ガンバ。 (2019年10月6日 2時) (レス) id: 69368e2650 (このIDを非表示/違反報告)
スターフォロワー(プロフ) - 花風雪さん» ご報告ありがとうございます！今すぐ直してきます！ (2019年8月25日 17時) (レス) id: 8991ba4fa0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スターフォロワー | 作成日時：2019年4月2日 7時
