１８話 ページ20
「あなた…こんな時間に一体何をしているの？」
扉から出てきたクローネは、私を見て普通に驚いたようだった。
だが、やはり流石と言ったところか。
動揺を直ぐ様隠して、問いかけてきた。
私も恐怖心を相手に悟られぬよう、言葉を選びながら紡いだ。
『あはは…お恥ずかしながら怖い夢を見てしまって…寝ようとしても寝れないので、こうして少し散歩を』
「そう。…それと敬語はやめてちょうだい、正直気持ち悪いわ」
『は？こっちは気を使って丁寧に話してあげたんだけど？』
クローネが睨んでくるので、私も負けじと睨み返した。
てか気持ち悪いって、酷くない？
もっと他の言い方もあっただろうに…。
気色悪いとかさぁ……うん、これもちょっと心に刺さるね。
『そういう貴女こそ何してたの？』
「仕事よ」
『あっそ、どうでもいい』
「じゃあ聞くのをやめれば良いんじゃナイ？！」
『語尾のイントネーション可笑しいよ。え、もしかして、わざとそういうキャラを作ってたの？』
何なのよ！という怒りの声を無視して、『五月蝿い、皆が起きたらどうしてくれるの』と言った。
すると彼女は先程よりも小さなボリュームで声を発した。
「気になったのだけど…あなた、私の前だと性格変わってるわよね。なんでかしら？」
『でーでん！ここで問題です！私の性格が変わる理由を、選択形式で答えなさい！』
１、あなたが嫌いだから。
２、あなたの顔が怖いから。
３、あなたと話すと、自然と性格が変わってしまうから。
４、あなたと会うとなんかムカつくから。
_____さぁ、お選び下さいな！
道化師のように、わざとらしく両手を広げてそう言う。勿論静かな声でだ。
クローネは顔を歪めてから、１を選んだ。
『ぶっぶー！正解はー……全部でしたぁっ！残念だったね！』
「」
『おっやぁー？ショックすぎて、声も出ないのかなぁ？うんうん、割りと心が脆いみたいだね！その姿からは考えられないけど！』
「なんか…もうどうでも良くなってきたわ」
『ちぇ、つまんないの』
新しく与えられた玩具を盗られた様な気持ちになった後、とある重要なことを思い出した。
『あ、そうだ！クイズ外れたんだし罰ということで、私のことを部屋まで送ってよ！あ、勿論拒否権は無いからね』
パチンという効果音と共に、ウインクを決める。
生憎返答は無かったけど、部屋まで送ってくれた。
_____無意識に上がってしまっていた口角を直すのに苦労した。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月19日 22時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
じ - 気になるバーバン。 (2022年10月17日 16時) (レス) @page37 id: 3b27f251de (このIDを非表示/違反報告)
嘘の仮面 - 一瞬13話で 我「あれれ〜？←コ○ン風味 セリフが最終回っぽいぞ〜？」ってなってた (2020年11月14日 16時) (レス) id: f9b0be6a5b (このIDを非表示/違反報告)
死にたい、、、のか？ - 好きなアニメがけっこうかぶってる、、、なでゅか、、、ガンバ。 (2019年10月6日 2時) (レス) id: 69368e2650 (このIDを非表示/違反報告)
スターフォロワー(プロフ) - 花風雪さん» ご報告ありがとうございます！今すぐ直してきます！ (2019年8月25日 17時) (レス) id: 8991ba4fa0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スターフォロワー | 作成日時：2019年4月2日 7時
