１５話 ページ17
「…鬼が発信器ごと食べるとは思えない。だったら取りやすい場所にあるんじゃねぇか？」
「取りやすい場所……指とか？」
エマの言葉に、ノーマンは痕が無いから違うと思うよ、と否定をした。続けて彼は、それよりと前置きをする。
なんか、此方を見てるような気がする…。
と口元をひくつかせれば、やはり。
「さっきから静かだけど、どうかしたの？A。…もしかして発信器の場所、知ってたりする？」
図星ですぅぅぅぅっっ！
観察眼鋭すぎかっ！と突っ込みそうになるのを抑えてから、口を開いた。
『いや、知っているというか…予想ならついてるけど』
3人は何も話さず、視線で続きを話せよみたいなことを伝わらせてきた。
現実でテレパシーって、使えるんだね。
原作の知識を、記憶の奥底から頑張って引っ張り出していきながら説明をし始めた。
『私的には、耳が怪しいと思うよ。皆、左耳に採血痕があるでしょ？前にここを触ってみたら、少しだけコリッてしたから…もしかして発信器が埋められてるのかなって』
一回も噛むことなく言い切った大演説(大袈裟です)が終わると、彼等は確かめるために左耳を触った。
するとエマとノーマンは首を傾げ、反対にレイは意味深に頷く。
「うーん…。ノーマン、何か感触した？」
「いや…僕にはちょっと分からないかな。少し硬くなってるような気もするけど」
「…俺は普通にコリッとしてるけどな。まぁ、人それぞれなんじゃね？」
『そうだと思うよ。それに私3人より一歳下だからってのもあるかもしれない。…でも最近は殆ど分からないけどね』
このまま、原作通りに進んでくれれば良いんだけど。と思っていると、タイミング良くエマが発言した。
「最年少の子達だったら、分かりやすいんじゃない？」
「だが、俺達じゃ近寄れない」
「それね。最年少の着替えや入浴の手伝いを出来るのはこの中ではエマとAだけ。僕らじゃ通常近づけないし、無理に近づいても不自然だ」
私も10才で一応年長なので、エマと一緒に行動することができる。
私は隣の彼女に、視線をチラリと向けた。
「任せて、私達が彼等から発信器の場所を確かめてくる！」
『うん！パパッと終わらせちゃおー！』
「おー！！」
笑顔で頷きあう。
______私は少しの違和感を感じたが、何でもいいかと"それ"を頭から消し去った。
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月19日 22時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
じ - 気になるバーバン。 (2022年10月17日 16時) (レス) @page37 id: 3b27f251de (このIDを非表示/違反報告)
嘘の仮面 - 一瞬13話で 我「あれれ〜？←コ○ン風味 セリフが最終回っぽいぞ〜？」ってなってた (2020年11月14日 16時) (レス) id: f9b0be6a5b (このIDを非表示/違反報告)
死にたい、、、のか？ - 好きなアニメがけっこうかぶってる、、、なでゅか、、、ガンバ。 (2019年10月6日 2時) (レス) id: 69368e2650 (このIDを非表示/違反報告)
スターフォロワー(プロフ) - 花風雪さん» ご報告ありがとうございます！今すぐ直してきます！ (2019年8月25日 17時) (レス) id: 8991ba4fa0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スターフォロワー | 作成日時：2019年4月2日 7時
