１２話 ページ14
「やっとこちら側に戻って来られた。機会をいただき感謝します」
「私は"補佐役"を一名要請しただけ。特にあなたを呼んだわけではないわ」
『(怖ぇぇ...てか会話の中に入りづらいんだけど)』
そうしかめっ面をしていると、それに気が付いたのかママが「椅子に座って待っていてちょうだい」と言った。
クローネがチラリと何故か私に視線を寄越したが、直ぐに逸らして胸に手を当てて口を開いた。
「先輩のお噂はかねがね。最年少で飼育監に抜擢。上物以上の育成数は全棟歴代トップとか。尊敬する先輩の下で働けて光栄の至りです」
『そういうのなんて言うんだっけ…遮光敬礼？』
「それを言うなら"社交辞令"ね。…Aの言う通りよ。無駄なお喋りは止めて、仕事の話をしましょう」
ママは沢山の紙を、机の上に広げた。
「私の可愛い子供達の資料よ。今ここで覚えなさい。毎朝テストで満点をとるよりは、簡単でしょう？」
彼女の分りやすい煽りに、ニヤリと笑って対抗するクローネ。
...あの中に私の資料もあるのかなぁ、なんて考えていたら、ここで原作にはないはずの話をママがふっかけてきた。
「そこにいるのはA、例の子よ」
「...あの"immortalization"ですか？」
「えぇ。...呉々も余計な真似はしないように」
ん？んん？
どう見たって本人抜きで話してるよね？
しかもなんか私、結構有名だったみたいなんだけど。
そんな感じに困惑していると、もう戻っていいわよと言われた。
私が来た意味は？！
意味深な発言だけしてさぁ、当の本人は放っておく感じ？！
少しイラッと来たので、書斎から出る際に、
『クローネさん、これからよろしく。こんど一緒に遊ぼうね』
と殺意たっぷりの笑顔で言ったら、返答が無かった。
いや、凄い睨みは返ってきたけれども。
あれ？もしかして、
『(……私、クローネに嫌われてる？)』
▼
クローネに嫌われている理由を考えながら、外に出て森の奥へと走っていく。
この世界に転生して、運動能力が格段に上がったのは言うまでもない。
それにしても、あの3人は一体どこにいるのだろうか。
エマ達を探し始めたのは良いが、実は既に20分ほど経っている。
『エマ達出ておいでー！出ないと目玉を____ぶべらっ！？』
最終手段で、大声で叫んでみたらシャツの首もとを引っ張られた。
なんだ、敵襲か？！
『ちょ、ギブ！ギブ！首絞まるから、ってあああぁ？！』
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lokiloki - こちらの作品をとても気に入ったのでプレイリストに載せさせてもらいます ※自分の作品を消したい場合はお手数をかけますがプレイリストの 【おもしろ度を投票】の上にある 【リストから削除】からやるか、プレイリストのコメントから作者に言ってください (4月19日 22時) (
レス) id: 388da595fc (このIDを非表示/違反報告)
じ - 気になるバーバン。 (2022年10月17日 16時) (レス) @page37 id: 3b27f251de (このIDを非表示/違反報告)
嘘の仮面 - 一瞬13話で 我「あれれ〜？←コ○ン風味 セリフが最終回っぽいぞ〜？」ってなってた (2020年11月14日 16時) (レス) id: f9b0be6a5b (このIDを非表示/違反報告)
死にたい、、、のか？ - 好きなアニメがけっこうかぶってる、、、なでゅか、、、ガンバ。 (2019年10月6日 2時) (レス) id: 69368e2650 (このIDを非表示/違反報告)
スターフォロワー(プロフ) - 花風雪さん» ご報告ありがとうございます！今すぐ直してきます！ (2019年8月25日 17時) (レス) id: 8991ba4fa0 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：スターフォロワー | 作成日時：2019年4月2日 7時
