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〜数年前〜
『はーい、みんな、今日も高校生のお兄ちゃん、お姉ちゃんが遊びに来てくれましたよー！』
俺が通っとる高校は地域と密接に関わるっていうのがモットーで 月に2回、近所の保育園の園児と交流する実習がある。
そこに行ったら園児達は嬉しそうに寄ってきて思い思いに俺らと思い思いに遊ぶ。
「亮く〜ん？」
･･･そう、1人を除いて。
あ〜、今日もやねんなぁ？
亮は呼びかけてもチラッと一瞬視線をこっちに寄越すだけで、それ以上の反応はせぇへん。
見向きもせんかった最初の頃に比べたらこれでもかなり進展あるけどな(笑)
そんなこと考えながら亮を見守っとったら徐に立ち上がって俺のすぐ傍に座った。
「…亮くん？」
やっぱり呼んでも反応は乏しい。
亮は何がしたかったん？
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作者名：ぱっちりおめめ | 作成日時：2017年10月18日 10時
