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次に言われることに覚悟してぎゅっと目を閉じたら
ふわりと嗅ぎ慣れた匂いに包まれる。
「ほんま、驚かせんなや」
「お前になんかあったら俺どないしたらええか分からへんやろ？」
「けど、ごめんな、強く言い過ぎたわ」
｢頑張ったくれたんやな、ありがとう｣
止まることなく溢れ続ける俺の涙を唇で受け止めながら
腕の中におる俺に穏やかに話しかけてくるヨコ。
背中に回された手は優しく背中をさする。
だんだん落ち着いてきて顔を上げたらヨコにじっと見つめられていた。
「ぁ、ヨコ…」
「ん？どした？」
「キス、して？」
「すば.るからそんなん言うなんてめずらしなぁ」
額に、瞼に、頬に、するすると降りてきて 最後に唇に感じる温もりが心地よかった。
「ヨコ、いつもありがと、好きやで…」
腕の中で温かさに包まれながら、そっと呟いた。
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作者名：ぱっちりおめめ | 作成日時：2017年10月18日 10時
