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夏休みだけじゃなくて、
雨の日だけじゃなくて、
カフェでだけなくて、
これからも、きょもくんに会いたいって。
、
少し待ってると、ドアが可愛い音を立てて、開いた合図が鳴った。
「久しぶり！」
さしてた傘をくるくるまとめて玄関の傘立てにさして私の隣にくるきょもくん。
コーヒーをいつも通りに頼むきょもくんは、
あぁ、そうだ。
ミニトートから小さい袋を出して、私の前にコトンッとそれを置いた。
「え、何ですか？」
「開けてみて」
ふふ、と笑いながらテーブルに体重をかけて私の顔を覗く。
袋のテープを取って、中身を取り出すと、
「、、、ボールペンだあ！」
「うん。俺からの講座頑張ったご褒美」
お疲れ様！ってパチパチするきょもくん。
「嬉しい！ありがとうございます！」
「今日で最後だもんな。」
夏休み。
それは、雨の日だけここで会うっていう二人の約束が終わることを意味していて、
「あのね、きょもくん。」
「ん？」
ドキドキなる心臓を無視して、声を出した。
「夏休み、だけじゃなくても、
これからも、、、、
会いたいです。
私、まだしたいこととかなりたいもの、決まってないけど、
きょもくんがそばにいてくれて、頑張ろうって、思えたんです。」
喉が全然言葉を通してくれない、
声を出すだけでもすごくつらく感じる。
それぐらい緊張してしまって、
きょもくんの顔なんて見れなかった。
「、、、俺、雨の日だけ、Aとここで会えるのめちゃくちゃ楽しかった。」
少し温くなったであろうコーヒーを一口飲んで、きょもくんは話し始めた。
「Aは講座休むことに対して、最初はすごい罪悪感感じてたけど、
少しずつ自分のペースで頑張ることって大事だと思うよ。
実際、ここでもだらけるわけじゃなくてちゃんと勉強していたの横で見てたしね。
Aが頑張ってるのをみて、いまは夏休みだけど俺も大学とか頑張んなきゃって思ってたよ。
、
だけど、
、
今日でここで会うのは最後にしよう。」
コーヒーをテーブルにカタンって置く音が私の頭の中に響いて
目の前が真っ暗になった。
冷房が効いててもじめじめした暑さがあったはずなのに、体を少し寒い。
、
「、、、もう、会えないんですか？」
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みお(プロフ) - SixTONES、2ndアルバム発売ですね！ (2021年12月8日 19時) (
レス) id: a8a5314ca7 (このIDを非表示/違反報告)
くま(プロフ) - mi.さん» コメントありがとうございます！ほんっとですか！！！！すごく嬉しいです！しかもお話も前から読んでくださってて（ ; ; ）今日はとことんたのしみしょうね！！！ (2021年8月13日 19時) (レス) id: 726b2f49ea (このIDを非表示/違反報告)
mi.(プロフ) - 初めまして！いつもきゅんきゅんしながらお話を読んでいます。コールミーの時からコメントしようか迷ってましたが、くまさんと推しが全く同じで舞い上がった勢いでコメントしちゃいました！くまさんの紡ぐお話が大好きです。これからも更新楽しみにしてます^ ^ (2021年8月9日 23時) (レス) id: f783054b71 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：くま | 作成日時：2021年7月8日 23時
