I'm a sicker for you ～SixTONES短編集～ (ページ1)

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プロポーズ　J.T ページ1

J.T side

Aと付き合って1年と半年、同棲を始めて半年とちょっと…

俺の片想い歴も含めたら3年近く…

デビューしてから色々なことがあったし、その度にこいつに助けられてきた。

なんて目の前にいるAをみてしみじみ考える。

今日は珍しく俺もAも休みで朝からゆっくりしている。

あぁ、今？今は2人そろって朝ご飯を食べてる最中だよ。

相変わらず食べ方綺麗だなぁ…とか、箸の持ち方綺麗だなぁって思いながらちょっと考え事したたんだよね。

ん？なんで朝弱いはずなのに、こんなに朝から頭が働いてるかって？

それは、一世一代のプロポーズを今日しようと思ってるから。

チラッと視線を向けた俺のカバンの中には指輪が入ってるんだよね。

結構少しの物音とかで起きちゃうAを起こさないように指のサイズ測るの大変だったんだから…w

なんか考え出したらめっちゃドキドキしてきたんだけど…！？

あー、俺ちゃんと言えっかな…

やべぇ、昨日セリフ考えたはずなのにどっか飛んでったわ…

なんて焦っているとAの声が聞こえてきた。

「樹？ねぇ、じゅりー？大丈夫？ご飯こぼしてるよ？」

『んえ？…うわ、ごめん！めっちゃ落としてんじゃん俺っ！』

Aに言われて視線を下に向けると…まあ、割と派手にご飯をこぼしていたw

「なぁに、ぼーっとして…まだ頭起きてない？」

もうすっかり食べ終わったAが肘をついて微笑みかけてくるからドキッとする。

「相変わらず朝弱いね、私が起こさない時どうするの…」

『毎日Aに起こして欲しい…』

願望を独り言のように呟いたつもりだったが、彼女にはしっかり届いていたようで、

「んなっ、…もう、早く食べてよ…」

なんて耳まで赤くして照れてる。かわいい。