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38話 ページ38






お昼ごはんを一緒に食べるようになって、他クラスの

3人とも仲良くなった。




そしていよいよ宿泊学習。


2泊3日分の荷物をリュックに入れて校門に集合する。


初日は宿泊するキャンプ場を散歩したり

班でカレーを作るらしい。




周りをきょろきょろしてると、みんなと頭一つ飛び抜けた

大きい男の子が手を振っていた。




「Aちゃん、Good morning!」

「おお、発音良いな。おはよ、ジェシーくん」

「んへへ、今ひとり?」

「うん、結衣まだ来てないみたい」

「今日が楽しみすぎて寝坊してんじゃないの〜?」

「そうかもね」

「俺も8時間しか寝てないから寝不足でさー」

「いや、めっちゃ寝てんじゃん」




突然のジェシーくんの登場にはびっくりしたけど

話してみたら、どんどん楽しくなってくる。


すごいよね、この話術。

そのコミュ力売ってくれないかな。


ってかジャージのズボンなが!





「あ、やべ。北斗が呼んでる。じゃ、3日間楽しもうね〜」

「うん、ばいばい」




ジェシーくんが松村くんのところに行くと、嬉しそうに

笑顔を振りまく松村くん。


ほんと松村くんってジェシーくんのこと大好きだよね。

しっぽ振ってるの見えるもん。





「なあに見てんの?」




耳の近くで低音ボイスが囁かれる。




「わっ!いつも登場が急すぎるよ、田中くん」

「佐倉はびっくりしすぎ」

「こーちは黙ってて」

「俺へのあたり強くない?」




田中くんは背後から現れるから心臓に悪い。

あとこーちは笑いすぎ。




「あれ、きょもまだ来てないんだ」

「珍しいよね、こんなに遅いの」


京本くん普段は私より早く学校に着いてるもんね。




「でも、1年の時とかいつも遅刻ギリギリじゃなかった?」

「え、そうなの?」

「まあ、俺よりは速かったけどね」

「樹はもう遅刻だったじゃん」




田中くんはチャイムが鳴った後に教室のドアを開けるのは

簡単に想像できるけど、京本くんが時間ギリギリに

教室に入ってくるのは想像できないな。




「きょもの場合は愛の力だよね」

「愛?」

「うん、あんま伝わってないけど」




田中くんは横目で私を見て、ふっと鼻で笑った。




…京本くん好きな人とかいるのかな。

っていうか彼女いてもおかしくないよね。




少しだけ胸の奥がちくりとした。






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設定タグ:SixTONES , 京本大我   
作品ジャンル:恋愛
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すず(プロフ) - sinraさん» ありがとうございます。亀更新ですが、ご愛読いただけたら嬉しいです! (2022年2月26日 14時) (レス) @page47 id: f3968e2ee3 (このIDを非表示/違反報告)
sinra - 面白かったです!続きが楽しみです!頑張ってください! (2022年2月8日 16時) (レス) id: a1208a6b46 (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - やいさん» 励ましのお言葉ありがとうございます!続きを待ってくださってすごく嬉しいです。更新がんばります!! (2021年9月24日 12時) (レス) id: ad4fed1b55 (このIDを非表示/違反報告)
やい - とても面白いです!続きが気になります、、。更新頑張って下さい! (2021年9月16日 17時) (レス) id: fffbb8ab4f (このIDを非表示/違反報告)
すず(プロフ) - 京本のもとさん» 少しでも京本のもとさんの夢を叶えるお手伝いができて良かったです!きょもとの学生ライフを満喫しちゃってください!笑 (2021年8月30日 22時) (レス) id: f3968e2ee3 (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すず | 作成日時:2021年8月16日 21時

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