となりの京本くん

17話 ページ17

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「なーに、にやにやしてんのっ？」




帰ってきた結衣が横からひょいと顔を覗かせる。




「わっ、実はねさっき京本くんと友達になったの」

「え？どういうこと？」

「田中くんが私のLINEを追加したらしい」

「へぇー、田中のやることはよくわかんないわ」

「激しく同意」




ま、仲良くなれそうだし良かったじゃんと言って

結衣はケーキを頬張った。


たしかに、LINE交換したらみんな友達だもんね。




「あ、そいえばお昼ご飯一緒に食べたいですって

ジェシーくんに伝えてもらったよ」

「まじっ？！」

「まじまじ、明日からがんばろうね」

「めっちゃがんばる！ありがとーA」

「はーい」




結衣には上手くいってもらわないと、ただ陽キャと

一緒に食べて寿命を縮めるだけになってしまう。

私も全力でアシストしよーっと。




ふとスマホを見ると、新着メッセージがきていた。


あ、京本くんからだ。




大我ジェシーおっけーだって


Aほんと?よかった笑

A明日からお邪魔します




ぺこりとしたスタンプを押してLINEを閉じた。




明日のお昼休みどうなるんだろうなあ。






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