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42 taiga side ページ42






「俺Aのとこ行ってくるわ」


「いってらっしゃーい」




樹にやけてたなー、なんて思いながらAの
楽屋に向かう。




お願い聞いてって言ったけどまだ決めてないんだよね。
もうすぐクリスマスだし、イルミネーションとか
見に行こうかな。




呑気にデートの予定を考えていると、廊下から
泣き声が聞こえた。




「…………A……?」




そう声をかけると、目を腫らしたAが俺の顔を
見てさらに涙を零した。




駆け寄ってぎゅっと抱きしめる。




「何があったの?」


「……っ…………大我くんには言えない…………」




ずきりと胸が痛む。
俺ってそんなに頼りないかなあ。




「…………っ」




恋ってこんなに苦しいんだ。











「もう立てそ?」


「うん」




落ち着いてきたみたいなのでそっと手を差し伸べる。




「わっ」




立った弾みでAが後ろによろめく。
俺は咄嗟に腕を回して体を受け止めた。




「あぶな…………」




Aの顔がすぐ目の前にある。
少し動いたら唇が触れるくらいに。




「ご、ごめんっ、ありがとう」


「お、おう」




Aは頬を赤らめて俯く。




____その顔は反則だって。






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すず(プロフ) - くるみさん» ありがとうございます!!ぜひきゅんきゅんしちゃってください笑これからも楽しんでいただけるように頑張ります! (2021年3月9日 22時) (レス) id: 9dcddaef74 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - いつもキュンキュンしながら読ませてもらっています!続きめちゃめちゃ気になります。これからも頑張ってください。 (2021年3月9日 14時) (レス) id: eca9d0649e (このIDを非表示/違反報告)

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作者名:すず | 作成日時:2020年12月20日 13時

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