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｢なんで俺の隣にいんの？｣
あからさまに嫌そうな顔をする大我くん。
焼肉屋について早々こーちにAちゃんは
こっちねと言われ強制的に大我くん隣に座らされた。
｢だってこーちが隣に座れって言うから……｣
ちらりと目の前に座っているこーちを見ると笑顔で
誤魔化された。
｢その言い方だと俺の隣が嫌みたいじゃん｣
そう言ってふいっとそっぽ向く大我くん。
もしかして拗ねてる？
ちっちゃい子供みたいでかわいいかも。
｢ううん、大我くんの隣に座れて嬉しいよ｣
｢……あっそ｣
冷たい返事だけど初対面の時よりは距離が
縮まった気がする、と感じるのは私だけかな。
最初は関わることさえ拒絶されてたから。
｢今度一緒に遊び行こうよ｣
｢むり｣
返事早くない？
やっぱりまだ距離はあるみたい。
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｢隣座ってもいい？｣
北斗に急に話しかけられて肩が上がる。
｢う、うん｣
面と向かって話したことなかったから緊張する。
左には大我くんもいるし。
きょもほくに挟まれてドギマギしていると
北斗が口を開いた。
｢俺、実は割と昔からAちゃんの歌聞いて
たんだよね。でもアイドルだって知らなかったから
最初に会った時はびっくりした｣
｢え、そうなの！？すごいうれしい｣
私の歌を聞いてくれてた人がこんな近くにいるなんて。
思わぬ出会いに心が踊る。
｢Aちゃんの歌、結構好きだよ｣
｢ありがとう、いつか一緒に歌いたいね｣
北斗は頷くと、くしゃっと笑った。
ほんと柴犬みたいだなあ。
北斗と会話を弾ませていると、隣から視線を
注がれていることに気づく。
そんな見つめられたら照れるんだけど。
｢どうしたの？｣
｢……別に｣
私が尋ねると大我くんは顔をそらす。
｢きょも北斗に嫉妬してんの？かわい〜｣
｢樹、うるさい｣
デレデレの顔で大我くんを見る樹。
対する大我くんは少し頬を染めて水に口付けた。
｢……嫉妬してくれたの？｣
｢そんなわけないじゃん｣
ばっさり否定した大我くんだけど、白い肌と
対照的に耳は赤くなっていた。
少しぐらい期待してもいいよね？
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すず(プロフ) - くるみさん» ありがとうございます!!ぜひきゅんきゅんしちゃってください笑これからも楽しんでいただけるように頑張ります！ (2021年3月9日 22時) (
レス) id: 9dcddaef74 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - いつもキュンキュンしながら読ませてもらっています！続きめちゃめちゃ気になります。これからも頑張ってください。 (2021年3月9日 14時) (レス) id: eca9d0649e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず | 作成日時：2020年12月20日 13時
