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｢社長、いったい何を、言ってるんですか？｣
聞き返さずにはいられなかった。
今まで厳しいことを言う社長だったがこんな
突拍子もないことを言うのは初めてだったから。
｢だから熱愛報道出してきなさいってこと
相手はそうね……京本大我くんとかどう？
お父さんも有名だし話題になりそうじゃない｣
社長は満足気な顔でネットの記事を見ている。
｢私は嫌です。そんな騙すようなことしたくない｣
記事をスクロールしていた社長の指が止まる。
｢今すぐにでもあなたをクビにしてもいいのよ？｣
真っ赤なリップで色付けされた唇が酷く歪んでいた。
｢…………それも、嫌です……｣
ちらりと横目で七瀬さんを見ると心配そうな表情を
していて、こんな顔をさせている自分に腹が立った。
私が売れたら七瀬さんも喜んでくれるかな。
社長は私の意志を汲み取ったかのように言葉を続けた。
｢じゃあ決まりね、京本大我をオトしてきなさい｣
これがこんなに苦しいものになるなんて
この時の私はわかっていなかったんだ。
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すず(プロフ) - くるみさん» ありがとうございます!!ぜひきゅんきゅんしちゃってください笑これからも楽しんでいただけるように頑張ります！ (2021年3月9日 22時) (
レス) id: 9dcddaef74 (このIDを非表示/違反報告)
くるみ(プロフ) - いつもキュンキュンしながら読ませてもらっています！続きめちゃめちゃ気になります。これからも頑張ってください。 (2021年3月9日 14時) (レス) id: eca9d0649e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：すず | 作成日時：2020年12月20日 13時
