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「田中くんって、人気者じゃないですか」





青「あ〜…まあ女の子はほっとかないタイプよね」





「だから、私と田中くんが付き合ったことをよく思わない人がいることは分かってたんです。でも、実際自分の耳で聞いちゃったら、なんかすごく悲しくなって……」









別に祝福されたいわけじゃないし、自慢したい訳じゃない。
嫌な言い方をすれば、ほっといてほしい。

他人の恋愛にとやかく口出しして、あることないこと言って何が楽しいの?って。









「……なんか、やっぱり私じゃ田中くんの彼女はダメなのかなって」






じわり、目に涙が浮かぶと、先生が優しく拭いてくれる。









青「泣いちゃうと余計辛くなるからダ〜メ。ごめんね?辛いこと言わせちゃって」





「んーん、ちょっとスッキリしました」





青「とりあえず今だけでも嫌なこと忘よっか。お布団干したてだからフカフカで気持ちいいわよ」





「わ、それは最高」









お邪魔しま〜すってベッドに寝転がると、ほのかに暖かくてお日様の香りがする。

あ〜これ好きだ。
ポカポカ優しく包まれてる感覚がすごく気持ちよくて、だんだん眠くなってくる。




落ちてくる瞼に抵抗せずにいると、視界はすぐに真っ暗。
びっくりするほど簡単に私は、夢の中へと飛び込んだ。







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作者名:ちゃん | 作成日時:2021年7月29日 7時

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