好きになるなんて番外編 (ページ4)

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田「っやべ、日本史の教科書家置いてきた」

昼休みも終わろうとしてた頃、次の授業の準備をするかとまずロッカーに行ったら教科書が入ってなかった。

あれ、机の中だっけ？教室に戻り、机の中を漁っても出てこない。

なんで日本史の教科書なんて持って帰ったんだ自分。

何かと一緒に紛れてたんかな。

京「え、日本史って北野でしょ？あいつ忘れ物うるせえよ」

俺のクラスで教科書忘れたやつ、その授業中ことある事にネチネチ言われてたって。

うーわ、超うぜえじゃんそんなの。
きょも貸してくんね？って言おうとしたら、ガタッと大きな音を立てて立ち上がった慎太郎。

森「俺借りてくるわ！」

田「いや、きょもに借りっから」

森「だあ！待ってろ！」

そう言ってドタバタ教室を出てった慎太郎。
……いや、お前が貸してくれてもいいわけよ？

高「……なんだあいつ」

京「なんで忘れた樹より必死なの？」

田「…さあ……」