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那「頼花のこと、泣かせるくらいならジェシーくんなんて彼氏じゃない方がいい!!」
ジ「えっ…!?」
那「なんで頼花が傷ついてること気づいてないの!?」
初デートにお邪魔した時、頼花があまりにも幸せそうな顔するから、ジェシーくんなら頼花のこと大事にしてくれるだろうなって思ったのに。
那「頼花のこと大事にできないならとっとと別れてよ!彼女のこと1番に思えないなんて最低!!」
女「え、いきなりなんなの?まず彼氏に本音言えない彼女もどうかと思うけど」
なんて元凶の女が平気な顔して言ってくるから、私の中で何かがブチンと切れた。
那「元はと言えばあんたが…!」
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高「那月、それはダメ」
女にもジェシーくん同様ビンタをしてやろうと振り上げた手を優吾くんに、後ろから掴まれる。
那「やっ、優吾くん離して!?」
高「ダメ。とりあえず落ち着こ。ジェシー、俺この間言ったこと、こーゆー事だよ」
ジ「っ!」
高「気づいたなら自分がどうするべきかわかるよな。……ほら、那月はこっち」
掴まれてた手をそのまま引っ張られて、教室を出る。
なんにも言わずにずんずん進んでいく優吾くんに、半ば引きずられるようにしてやってきたのは空き教室。
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作者名:ちゃん | 作成日時:2021年7月29日 7時