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頼「那月、私もう無理かも…!」





昼休み、あまり人が来ない教室棟にやって来て突然泣き出す頼。









那「え、ちょ、頼花?」





頼「昨日一緒に帰ろってあっちが言ってくれて、私教室でずっと待ってたの……でも、全然ジェシー来ないし連絡もなくて…もう帰ろうと思って荷物まとめてたら、廊下からあの子とジェシーが歩いてくるのみちゃった……」









付き合ってるって思ってるの、もしかしたら私だけなのかもって、ポロポロと私の目の前で泣く頼花。



なんで私の大事な幼なじみをここまでボロボロにするの?
ジェシーくんに対して、怒りがふつふつとわいてくる。









那「……頼花、保健室行きな。目、腫れちゃう」





頼「那月?」





那「私、今からジェシーくんのとこ行ってくるから」







.





.





.





.






.








6組の教室入れば、教室の窓側の後ろの席に集まっている集団。その中にはジェシーくんはもちろん優吾くんもいるし、なんならジェシーくんにくっついてる女の子もいる。


最初に私に気づいたのは優吾くんで、「那月?」って声掛けてくれたけど、今の私には、それに応える余裕は全くなくて。









那「ねえ、ジェシーくん」





ジ「んぇ?あれ、那月ちゃ…」








いつものようにヘラりと笑っている彼の顔を思いっきり引っ張ったいてやった。



突然のできごとに教室中がざわめく。








 

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作者名:ちゃん | 作成日時:2021年7月29日 7時

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