好きになるなんて番外編 (ページ21)

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それから校内で会った時もちょいちょい話すようになって、お互いを『優吾くん』『那月』って呼び合うくらい仲良くなった。

優吾くんの同い年なのにすごく安心感ある感じとか、笑った時の目元のシワとか、こっそり部活を見に行った時の真剣な表情とか、全部にキュンとしてしまって、あ〜私優吾くんのこと好きなんだなって。

頼花に優吾くんのこと好きになっちゃったこと言いたいんだけど、頼花は今それどころじゃないくらいジェシーくんのことで悩んでいた。

頼「あ、ほらあの子」

那「うわ〜ジェシーくんのこと好きなの見え見え」

ジェシーくんの周りにある女の子がずっとくっついている、と相談を受けた。

彼女いる男にくっついてくるなんて、どんなふととき者かと思ってみれば、頼花とは全くタイプが違う派手目な女の子。

那「ていうかなんでジェシーくんも彼女いるからとか言って拒否しないの？それも私おかしいと思う」

頼「でもジェシー、すごい人気者だから。私と付き合う前からあーやって仲良い子なんて沢山いたと思うんだよね」

那「それでも！今は頼花が彼女なんだよ？」

頼花は優しいから、本音を言わないだけできっと本当は女の子と一緒になんて絶対にいて欲しくないはず。

どうして彼女に無理させてるのが分からないかな。

　