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2年になって1ヶ月とちょっと。
矢田さんと望月さんとはそれなりに仲良くなったと思う。
ある日、先生が急遽出張になってしまい自習になってしまった授業。
先生は抜かりなく課題を置いてった。
まあまあ難しい問題もあったりして、望月さんと矢田さんと3人で机をくっつけて課題を進めていく。
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「松村くんの肌、陶器みたい」
そう言って、突然俺のほっぺに触れてきた矢田さん。
は、え、なに、どゆこと？
松「は、え、陶器？」
「うん。思ってた通りすべすべだ〜ねね、スキンケア何使ってるの？」
松「特別何もしてない……強いていえばちょっと乾燥しやすいから化粧水を溺れるほどつけてる」
「なるほど。溺れるほど化粧水ね。ありがと〜」
そう言ってパッと俺の頬から手を離して、課題に戻る彼女。
今、何が起きてた？？
望月さんの方を向けばニヤニヤしながら、『惚れた？』なんて聞いてくる。
莉「この子、たまに距離感バカになるの。でも本人には下心とか全くないから、許してあげて？」
本当に松村の肌が綺麗で気になってただけだよ、なんて。
莉「で？惚れた？」
「……いや、ギリ惚れてない。あと数秒あったら持ってかれそうだった」
莉「ははっ(笑)」
……樹、お前とんでもない子を好きになっちまったな。
おわり
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作者名：ちゃん | 作成日時：2021年7月29日 7時
