好きになるなんて番外編 (ページ19)

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高「なんか俺ら絶対いらなかったよな(笑)」

「ね〜私もそう思う」

高地くんと、頼花とジェシーくんの歩く少し後ろを歩きながら話す。

緊張してダメ、なんて言ってたのに前にいる頼花の表情はすごく柔らかくて、楽しそうに笑ってる。

なんか私といる時よりいい顔してるじゃん。ジェシーくんにちょっと嫉妬。
だって、10年以上頼花と一緒にいるんだよ私。

高「榎本さんは、彼氏いるの？」

那「いたら今日ここ来てないよ(笑)」

高「そっか、そうだよね(笑)」

ハハって、目元にシワを作って笑う高地くん。

私、笑う時にクシャって笑う顔の人が好きだから思わずキュンとしてしまった。

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高「あ、ちょっとここ見ていい？」

高地くんが立ち止まったのは、スポーツショップ。
もう頼花達は2人で大丈夫そうだからいいね、って高地くんと一緒に店の中へ入る。

高「ちょっとスパイクを見たくてさ」

「高地くん、部活やってるの？」

高「そ〜サッカー部なの」

え、サッカー部って。

　