[すとぷり]深夜のコンビニでしか会えない人

深夜17 ページ19

Aside


あのふたりと別れてからずっとるぅとくんが隣を歩いてるんだけど…

気まずいｯｯｯ


無言なんだもん。
大好きなすとぷりのるぅとくんに送って貰えるのは嬉しいよ？？
嬉しいけど無言はきついよ〜


『るぅとくん。』

るぅと｢はい。なんでしょう？｣

『るぅとくんって今何歳だっけ？』

るぅと｢えっと…20歳です｣

『同い年なんだね〜。年下だと思ってた笑』

るぅと｢えぇ〜僕そんなに若く見えますか？笑｣

『見える見える』

るぅと｢うーん、大人見え計画でもしようかな…｣



小さい声でなにかブツブツと呟いている。


そしてまた無言の時間。
これがきつい。


桃里さんと帰ってる時は楽しかったのになぁ…。

って、なんで今桃里さんが出てくるのよ。



るぅと｢Aさん。｣

『ん？』

るぅと｢1つ聞いてもいいですか？｣

『どうぞ？』

るぅと｢…さとみくんと知り合いなんですか？｣

『え？さとみくんって、あのさとみくん？』

るぅと｢はい。｣

『ないけど。てか、会ったこともないし』

るぅと｢そうなんですか？｣

『私の最推しだからね〜。会ってたら今私ここ
にいないよ笑』

るぅと｢僕は？｣

『るぅとくんは莉犬くんと同じくらい好き』

るぅと｢僕は1番になれないんですか？？｣

『ん〜…ごめんね。さとみくんが1番なんだ。』

るぅと｢…そうですか。｣


本人を目の前にこんなこと言うのはあれだけど、でもやっぱり私の1番はさとみくんだから。

そこだけはしっかり伝えておこうと思って。


そろそろ家に着いちゃうな…


『るぅとくん。もう少しで家着くから、ここま
ででいいよ。』

るぅと｢家の前まで送りますよ。｣

『いいのいいの。ほら、早く帰って？』

るぅと｢いいんです！僕がそうしたいんですか
ら！｣

『大丈夫だよ、気持ちだけで充分。ありがと』

るぅと｢ほんとに大丈夫ですか？｣

『うん！もう暗くなるから、気をつけて帰って
ね？』

るぅと｢はい！じゃあ、おやすみなさい！｣

『おやすみ。』


半ば無理やりるぅとくんを帰して、私も家に向かう。

なんだか、私の家を知ってるのは桃里さんだけでいいかなって思ってしまったんだ。



出会ってから間もないのに、桃里さんのことが頭から離れないんだ。




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こんにちは(省略)
僕は子犬子猫です。

なんだか、多くの方に読んでもらえてるみたいで、とても嬉しいです！

更新頻度は亀ですが、頑張りますので待っていてください！

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