おでこに優しいキスをして【4】 (ページ5)

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きょもは最近ちょっとAにいじわるだ

きょもが見てるアニメ

Aもどハマりして一緒に見てる

週に1回放送する30分のアニメを

きょもとみるって楽しみにしてるけど

きょもは仕事だから録画して後で見ようって

あまりにもAが可哀想だったらら

録画なんだから俺と一緒にみる？

って聞いたけど大我がいいって俺はフラれた

それを聞いたきょもがまた喜んじゃって

こうしてAを焦らしてる

側から見てるとまるでカップルみたい

いつかAも恋をする

この中の誰かかもしれないし

違うかもしれない

でも関わりあるのは俺らだけだから

きっと6人の誰か

わかってるけど

ちょっと寂しい

『優くんご飯なんにしよう』

そう言って高地の隣に座る

高地「A何食べたい？」

『んー』

高地「冷蔵庫に卵あったしオムライスは」

『それ優くんがたべたいやつ』

高地「バレた？」

『ンフフ。オムライスにしようか！』

高地「やった！」

こっちはこっちで夫婦みたいな会話

俺にも聞けよ

樹くん何食べたい？って

あ、

樹「A、洗濯物溜まってるから洗濯してくんね？」

自分の部屋にいくつか服が溜まってる

暑くて脱いでそのまんまだった。

『今から私の洗濯するから無理だよ』

樹「一緒でいいから」

『やだよ。匂いうつる』

樹「はぁ？俺そんな臭い？」

『香水きついから樹のとは一緒にしたくない』

俺は親父かよ

思春期迎えた娘かよ

あぁ〜あ〜

昔は俺が1番だったのに

樹「やっぱりさみしいおれ」

高地「どんまい」

樹「お前に言われると腹立つ」

高地「アハハッ」

樹「仕事しよ」

エレベーターに乗り込んだとき

『洗濯物持ってきてよ！』って声が聞こえた

樹「はぁーい」

Aには聞こえない声で返事をした。

昔はAも一緒に降りてきてたのになぁ〜

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