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高地side_______
慎太郎「A、その手どーした？」
眉をこれでもかってくらい八の字にして
心配そうにAに聞く
最近はいつもAがキッチンに立ってたから
久しぶりにキッチンに立つ俺に違和感だったのだろう
すぐAの手に気づく
『これ？ちょっとね』
苦笑いしながら助けてくれって言わんばかりに俺を見る
言っていいのか樹はどう思ってるのかわからなくて俺も戸惑う
高地「念の為包帯巻いてるだけだよ」
慎太郎「怪我？なに？」
そうこう話してると樹がリビングに戻ってきた
樹「みんなそろったら話すから慎太郎黙ってろ」
慎太郎「そんないいかた…」
樹「慎太郎、高地と交代して、高地は戻って」
ピリピリしてんな〜
樹「A、ついてきて」
なんども消毒を繰り返す樹
いや、早く治ってほしい、感染症なんてことになったら、
そう考える気持ちもわかるけど
流石にこれはやりすぎじゃね？
鋼のメンタルだった樹
メンタル面で樹の心配したことはなかったけど
今回ばかりはちょっと心配
あのチップちょっと特殊
前にも解析したことある大きさだったから
いけると思ったけど
やっぱり℃が絡んでるあって簡単にはいかない
つい、ため息が漏れる
早くしないと樹のメンタルが危ない
すげー情報でてくるといいけど
じゃなきゃ樹が心痛めてAにメスを入れた意味が…
まぁ、異物が入ってるなんてよくないだろうけど
どっちにしても取り出せてよかったんだよ…
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作者名：唯音
| 作成日時：2024年1月27日 22時
