おでこに優しいキスをして【4】 (ページ23)

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樹 side _______

樹「できた」

慎太郎「やっと明日から復帰できる」

やっと慎太郎の腕も完治

明日から仕事復帰だ

樹「案件溜まってるから」

慎太郎「どんどん持ってきて！」

慎太郎も楽しそうだ

慎太郎「あ、」

樹「なんある？」

慎太郎「Aが」

樹「A？」

慎太郎「最近不安定ぽかったからちょっと心配」

そう言えば

最近仕事ばかりであまりAと話せてないかも

樹「ちょっと話してみるわ」

慎太郎「うん」

部屋を片付けて

リビングに戻ると誰もいない

樹「A？」

この時間はリビングにいることが多いんだけど

部屋か？

いない…

どこ行った？

久しぶりにAのアンクレットに仕込んである

GPSの位置を確認する

地下？

きょものとこ？

とりあえず地下に降りる

扉の前に座ってるA

前もこんなことあったよな

樹「なにしてんの」

『大我が出てこない』

樹「きょもー？」

鍵はしまってる

確かに最後にきょもと会ったのいつだっけ？

樹「ちょっと離れてて」

白衣のポケット、

常に持ち歩いてる合鍵で扉の鍵を開ける

樹「あけるよ」

目の前には椅子から落ちて倒れてるきょもがいた

机の上には薬品はなくて銃の改造中って感じだ

樹「きょも！きこえる？きょも！」

ちゃんと呼吸をしてるし脈もしっかりしている

ねてる？

とりあえずAに手伝ってもらいながら

きょもを医務室にはこんだ。

『大丈夫？』

樹「寝てるだけっぽいけど念のため検査しとく」

『うん』

樹「部屋にいて？おわったら俺もすぐ行く」

『わかった』

検査は終わった

血液検査も異常なし

きょもはまだ起きない

放ってAの方に行くか

結構待たせちゃったし

エレベーターを降りると

ソファーにAが座ってる

ぼーっと一点を見つめてただ座ってる

一瞬で慎太郎の言っていたことを思い出した。

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