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〜株式会社と書かれた荷物たち
これは℃のもってるペーパーカンパニー
前に爺さんから教えてもらったことがある。
樹「いまこの会社と℃の繋がりがあるのはわかったけど
１０年以上前はわかんねーよな。」
高地「でもほぼ黒だろ」
樹「１０年も同じ貿易会社使って運ぶかー？」
高地「うまく行ってたらそうなんじゃねーの？」
北斗「他にもなんかありそうだな。調べてみるか」
調べるってどうやって、、、
あの頃は今ほどネットも普及していなかった
でもそんな残したくない証拠が残ってるとも思えない
当時を知ってる人に聞くしかないけど
聞いた時点で℃に連絡がいって俺たちは狙われる
そしたらAの存在もバレる
関係を持たない方がいい
その方が平和に暮らせると思う
でもそれはAを一生ここに閉じ込めるということ
そして、一生℃の存在に怯えながら
生きていかないといけないと言うこと
そんなのごめんだわ
慎太郎「どーする？俺は何すればいい？樹」
もう頭の中で計画は立ってんだろ
頭のいい樹だ
こいつも諦めて隠れて生きて行くなんて
そんな選択肢絶対しない
樹「とりあえず先入してみる？」
高地「どーやって？」
樹「高地できたんでしょ？」
高地「ちょちょっと隠れてパソコン触っただけだ」
樹「中に入ればこっちのもんだろ。なぁジェシー」
北斗「細かい設定は俺が考えとく」
ジェシーはスーツ新調しようかなって笑ってるけど不安だよな
俺も一緒に行きたいけど顔に出やすいからすぐバレそうだし
樹「慎太郎は…今まで通り仕事して」
慎太郎「なんで！おれもなんか、、、」
樹「ちょっと危険な仕事多くなるかもだけど」
そういうことか…
危険な仕事ほど報酬は高い
これから金が必要になる
今まで以上に
資金集めってことですか。
誰かがしなきゃいけないし
金がなくてAを守らない武器がないなんて
絶対いやだからね
慎太郎「わかった」
樹「気をつけろよ」
慎太郎「うん」
少しずつ動き出した俺たち
運命の日はもうそう遠くない
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作者名：唯音
| 作成日時：2024年1月27日 22時
