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高地 side_______
いつもこの時間Aと朝ごはんを作るのに
Aは一向に起きてこない
ジェシー「Aは？」
高地「まだ」
ジェシー「起こしてこようか？」
高地「あーいいよ別に」
ジェシー「でもなんか心配だし様子見てくる」
高地「いや、多分樹んとこ」
ジェシー「え、おれもいく！」
高地「え、ジェシー！」
そっとしてたらいいのに
そのままジェシーは樹の部屋に一直線
きっと2人の寝てるベッドに割り込んで行ってるところだろう
Aにとって樹は特別だ
見てたらわかる
そりゃ出会って俺たちに怯えてるときから
俺たちに慣れるまで
ずっと樹がそばにいたから仕方ない
昨日樹はAからどんな話を聞いたのか
早くそれが知りたい。
最近掴んだ情報
まだ誰にも話してない。
ネットで調べまくってやっと出てきた
小さな情報
Aの両親は貿易関係の会社に勤めていて
当時日本が濃密な取引をしていた国があった
調べによるとちょうどその頃℃の本拠地はその国だったらしい
本拠地を数年に1回転々としている℃
これは偶然なのか
何か悪い方にAの両親が気づいてしまったとしたら？
なんて仮説は安易に想像できた。
℃の本拠地は今、日本ではない
◯×組の爺さんの情報によると
やっぱりAのことを探して
いろんな国を点々としてるらしい。
日本に来ない限り安全ではあるけど
いつ日本に目を向けるかわからない
てか、なんで最初に日本に来ない？
Aは日本人なんだから
普通まずは日本からじゃない？
全く理解できない℃の行動に
頭を悩ませる。
きっとまだ俺の知らない何かが隠されてる
樹がうまく聞き出せてたらいんだけど…
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作者名：唯音
| 作成日時：2024年1月27日 22時
