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A side _______
目が覚めるといつもとは違う感覚
匂いですぐわかる
樹に抱きしめられてる
居心地が良くてまだ起きたくない
でも朝ごはんの用意をしなきゃいけないから
『おはよ』
そっと樹の頬にキスをして樹の腕の中から抜け出そうとしたけど
なかなか抜け出せない…
どこにこんな細腕に力があるんだろう
樹「ん゛ー、Aもっと寝よ」
どうやら半分起きてるらしい
『朝ごはんの準備しなきゃ』
樹「そんなの高地がするよ」
『でも…』
樹「いいから…A…ずっとそばにいろよ」
どんな夢みてるの？
Aは帰る場所なんてない
ここからいなくなるわけないのに
『樹』
樹「A」
体温の高い樹に包まれてると眠くなってきて
気がつくと再び眠りに落ちていた
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作者名：唯音
| 作成日時：2024年1月27日 22時
