SixTONESは紅一点を溺愛中 (ページ25)

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～こーち～ページ25

こーちとの出会いはこーちが入所して1週間経った時。

レッスン休憩中自販機に飲み物を買いに行って
戻ろうとしたら風が入ってきてることに気づいて。

いつも風入ってきてたかなって気になって
非常階段の方を見ると少しだけドアが開いてた。

閉め忘れかなって思って近づくと

？｢はぁ。｣

って溜め息が聞こえた。

閉め忘れじゃないと思って少し覗いて見たら最近入ってきた高地くんがいた。

A｢寒くない？｣

声をかけるとびっくりしたのかすごい勢いでこっちを向いた。

高地｢あ、はい。大丈夫っす。｣

A｢ごめんね、ドアちょっと開いてたから来てみたら溜め息聞こえちゃった。｣

高地｢あ、いや、こっちこそなんかすみません。｣

A｢レッスンきつい？｣

高地｢まぁ、なんとかって感じです。
…あの、1つ聞いてもいいですか。｣

A｢なーに？あ、敬語じゃなくていいよ！｣

高地｢あ、うん。わかった。
なんでここにいるんだろって思う時ある？｣

A｢…あるよ。
私、訳分からずに事務所に来て入所したし。
女の子一人だし、私のこと仲間だと思ってない子達からいじめられるし笑
なんで、私なんだろって思うけど。
認めてくれる人がいる、一緒に頑張ってくれる人がいる。
応援してくれる人もいる。
ここにいる理由って割とそれだけでいいんじゃないかなって思ったら案外楽しいよ！｣

そう言うとちょっと吹っ切れた顔をした高地くんが

高地｢レッスン行こ！教えてね！｣

って私の手を引っ張って走ったので一緒に走った。

今でもあの時のこーちのいい顔は忘れられない。