すとさんのおはなし2 (ページ25)

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樹先生side(補助教員)

北「せんせー！しんたろー、泣いてる！」

クラスでは静かめな北斗くんに呼ばれる
呼ばれたところに行くと、俯いて泣いてる慎太郎くん

なるほどな

樹先生「慎太郎くん、お熱あるか、保健室いこうか」

入学前から親御さんに言われていた
トイトレがまだ完璧じゃなくて、パンツだけど
パッドつけてますって
それに、トイレでできなかったことを
かなり気にする性格みたいで、隠語をお願いしたい
とのことで、このクラスにだけ補助で俺がいる

担任の先生にアイコンタクト送って、保健室に向かう

樹「大丈夫、みんなにバレてないよ」

慎「……ｸﾞｽﾞｯ泣」

樹「保健室着いたら新しいのにしような」

静かに泣く慎太郎くんを連れて保健室に入る
ドアに不在の札をかけておく

樹「大丈夫、大丈夫」

慎「うわぁぁぁん泣」

ソファに一緒に座って、ゆっくり頭を撫でる
すると、俺の胸で泣き始めた

樹「よく頑張りました、パッド変えよう」

ベットにバスタオル敷いて、赤ちゃんのオムツ替えみたいに変えていく

樹「あーぁ、指ばっちいからダメだよ？」

慎「ゃ、っ、泣」

樹「わーったよ笑」

今日はもうアウトだな、微熱があったから早退したってことにして、今日はお迎えきてもらうか

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松村北斗
慎太郎のクラスメイト

田中樹
慎太郎と北斗のクラスの補助教員