すとさんのおはなし2 (ページ18)

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慎太郎パパ
優吾(小2)

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慎太郎side

慎「無理だったか、」

昨晩、頭が痛いと俺のベットで寝た息子の優吾
朝になり、少ししんどそうな顔とじんわり伝わる体温
明け方4:30とかそのくらいかな？

慎「優吾？一旦起きよ」

優「…ぃや、」

慎「分かった、お熱ぴっぴだけさせてね？」

優「…ぃや、…えんそく、」

慎「うん、お熱無かったら遠足行けるから」

嫌としか言われない笑
まぁ、8歳にもなれば分かってるくるよな

そっと体温計を挟んで落ちないように抱っこする

慎「お熱あるかな、」

優「ない、ないよ、」

完全に目が覚めたのかないと言い張るけど
まだまだお目目はトロンとしたまま

慎「あら、少しだけお熱だわ」

優「んぅ、〜、えんそくっ、泣」

慎「遠足行きたかったよな、」

なった体温計は37.6℃の文字
行かせてあげたいのは山々だけど
行った先でしんどいのは優吾
頭をグリグリ押し付けられながら泣く優吾を抱きしめる

慎「じゃあ、優吾に選んで欲しいな」

優「…ｸﾞｽﾞｯ、なに、」

慎「今日、遠足行って、明日の福岡に行くのを辞めるか
　今日遠足お休みして、元気になって福岡に行くか」

優「…」

今日は、優吾の誕生日
そして明日から2日間福岡へ旅行へ行く
優吾にはまだ言ってないけど優吾の大好きなグループの
ライブがたまたま当たったんだよね

優「…ふくお、か、いくのっ、」

慎「うん、じゃあ今日はお休みしよう？」

優「まま、あいたいっ、」

慎「会いたいね、おうちでゆっくりして明日会いに行こう」

福岡に行くのは初めてじゃない
と言うのも優吾のママであり俺の奥さんの実家が福岡
俺も転勤族だからって実家のお墓に
で、長期休みは必ず福岡に行くのがお決まり

だから、今回もママのところに行けるとしか思ってない

慎「ん？どした？」

優「…おべんと、パパ、じゅんびしてくれたのに泣」

慎「いいの、気にしないの笑」

優「…ごめんなさい、」

明らかしゅんとしててる優吾は
お弁当の心配をしてくれてたようだ笑
本当に名の通り優しすぎる

慎「じゃあ、お昼ご飯はおうちピクニックしよ」

優「おうちで、？」

慎「うん、パパも優吾もおうちでお弁当たべるの
　そしたら楽しくない？」

優「ん、それする」

ピクニックで話が着いたのでそっと抱きしめて数分
ズンっと重くなったのを感じ
そのままベットに寝かせる

さぁ、たろパパやること沢山だね
まずは学校に電話しないとか、