すとさんのおはなし2 (ページ16)

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樹side

樹｢昨日よりは上手に読めたな｣

大｢あと、これだけ｣

後は、日替わりの詩の音読だけ

大｢.........だった、.........で、.........だ、｣

樹｢お、完璧だね｣

1枚目は、何度が読んだことがあるやつだったから
スムーズに完了

問題はここから、2枚目は1枚目よりも行数が少し多い
最近はなかなか上手く読めなくて泣いちゃうこともある
今日は泣けずに読めるかな

大｢.........は、.........で、.........っ、｣

樹｢うん、できてるよ、ゆっくりね、｣

大｢.........できなぃ、泣｣

樹｢大丈夫、上手に出来てたよ｣

大｢……ん、泣｣

3行目くらいまではスムーズに読めてたけど
集中力が切れたのか
パパやにぃにたちが集まってきたのか詰まった
濁点や拗音、促音が苦手な大我
今日は特にそれが多いやつみたい

優｢泣かないよ笑ちょっと難しいね
　落ち着いたらパパと一緒にやってみよう｣

大｢.........ん、泣｣

慎｢俺らも一緒にやろうかな｣

ジェ｢うん、そうしよう笑｣

ほぼ毎日のことではあるけど、上手くいかない日は
結局みんなでやってしまう笑

大｢.........でした、…できた！｣

優｢お、よく読めたね｣

大｢ながかった、｣

優｢そうだね、1枚目が短かったもんね｣

北｢今後、あんまり長いのはまだ難しいかな｣

樹｢いい音読だったよ｣

ジェ｢すばらしいね笑｣

北｢何行くらいがベストかな｣

大｢なな、｣

樹｢10あるもんな、今日の｣

大｢じゅうあるし、なんかよくわかんない｣

北｢じゃあ、最大7行だね笑｣

樹｢でも、2.3行じゃダメなんだよね｣

大｢みじかいのもいや｣

なんてわがままを言ってるけど
みんなにべた褒めされてさっきの涙はどこへやら笑