Lifetime【ST】Part2 (ページ18)

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胃腸炎＋生理痛《たなか》ページ18

※生理男子含みますので苦手な方は見ないでください。

田中side

ふぅ…

深夜の生放送ラジオが終わり、家に帰ってきた。

「…っ、、、」

気が抜けたからか、勢いよく胃の中がかき混ぜられ、せり上がってきた。

「おぇっ、、、っ、、」

トイレに駆け込み、吐き出した。

数分、数十分、はトイレに篭って、落ち着いたタイミングでトイレを出た。

スマホを手に取ると、ママからの不在着信があった。

なんだろ、こんな時間に。

少し気になって、すぐに折り返した。
2コール目には電話は繋がった。

「もしもーし、」

『あ、おつかれ〜』

随分とフランクな声が聞こえてきて、なんだ酔っ払ってんのか、なんて思った。

「さんきゅ、用ないなら切るよ」

用がなかったらこんな時間に電話しんわ、なんて突っ込まれ、そのまま本題へ。

『そうそう、樹、体調悪いのかなぁって。』

そう、ラジオ始まるちょっと前からムカムカと、吐く程ではないけど吐き気はしていた。

だけど、それを声だけで分かってしまう母親ってなんなのだろうか。

「ん、、ま、ちょっとね、けど大丈夫だし。」

『ほんとに？さっきまでトイレにいたでしょ』

ママには分かるんだから、と。

「…ラジオの時からちょっと気持ち悪くてさ。
そんでさっき家帰ってきたら、急に、ね。」

『あらら、胃腸炎とかかもね〜。病院行きなよ？』

病院なんて時間ないし、嫌いだし。出来れば行きたくない。

『嫌でも行くのよ、ウイルス性だったらみんなに迷惑かけるわよ』

それはそうだ、迷惑かける訳にはいかないか。

うぅ〜、と唸っていると、何故か明日の朝一でママと病院に行くことになった。

というか、家に来て強制連行っていうか、なんというか。

そんなに食べてなかったからか、出る物もなく、疲れていたこともあり、すぐに眠りについた。