星のラブレター

reality 2. ページ7

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結局私は家から通える範囲の専門学校へ。


本が好きだからそういう仕事したいなって思えてきたから。

玉ちゃん、やっぱり県外の大学みたい。



お互い勉強で忙しくなって、私達はいつの間にか話すことも少なくなってきていた。

本の話も、全然しない。

卒業したら、離れちゃうし私の片想いもここで終わり。


そう思ったら急に悲しくなった。



そして、卒業。

最後に話した言葉は、

またね。

の一言だった。


私の初恋はあっけなく終わった。

でもいいんだ！


玉ちゃんのこと好きだったこと、後悔してないから。

むしろ、私を救ってくれた王子様みたいなもんだし(笑)



今まで内気気味だった私も、よく笑うようになったとか、話しやすくなったって言われるようになったのって、玉ちゃんのおかげだと思うもん！


専門学校へ通って、友達もできたし、彼氏もできた。

勉強も頑張ってるし、本気でやりたいことも見つけれた。



…ねえ。

またねって言ったけど、わたしたちこれから先会うことなんてあるのかな？



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私の専門生活は、超順調。

二年生になって、昔より忙しくなったけど彼氏とも上手くいってる。


昔の私だったら、考えられないよ。



そんなある日、友達から聞いた噂。



『玉森くん、大学やめて戻ってくるんだって。』



もう約2年も会ってないけど、やっぱり玉森くんって言葉を聞くとドキドキしてしまう。


もちろん彼氏のことは大好きだけど、それとは違う感情。

久しぶりに、会いたいって思っちゃったんだ。




そして私の前に現れた、玉ちゃん。

玉｢久しぶり。｣


っていうけど、まともに話すのは何年ぶりだろう。


玉｢やりたいこと無くて、やめて戻ってきちゃった。｣


玉｢今からどうしようかな(笑)｣


玉｢Aはなんにもかわってないね。｣




…変わったよ？

玉ちゃんはしらないかもしれないけど、昔の私はもっと暗かった。

今は昔と違って彼氏もいるし、友達も増えたんだよ？



変わってないって、どこが変わってないんだろう。



玉｢Aはね、俺の唯一の女友達。

また仲良くして？｣



そういうけど、私は友達だなんて思ってなかった。


好きな人だったから。

…でも、今は友達って言えるのかもしれないね。






玉｢…ふーん。

本に関わる仕事、したいんだ。

Aぽいね。｣


｢玉ちゃんは、なにかないの？


やりたいこととか。｣


玉｢俺？

俺はね、いっこだけある。


でも言わない。｣



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