172- 奇妙な選択 ページ6
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「ところでお前ら、仲間を探してると言ってたな……！」
Aの大食いに感心していたウソップはふと、最初の話題を持ち出す。
その言葉にAは肉に美味しそうに齧り付きながら頷いた。
『うん、だれかいるの？』
もしかして…！ と期待に目を輝かせるA。
その視線に得意げになったウソップは、ビシッと自分を指さした。
「おれが船長になってやってもいいぜ！！」
「「『ごめんなさい。』」」
「はえェなおい！！」
即発アウトの返答にギャン、と噛みつく。
揃って頭を下げられる光景は、何とも新鮮だっただろう。
するとウソップは何故かゾロを指さした。
「そこの悪人面の代わりだぞ！？ 絶対いいって！」
「あ゙！？」
しれっとディスられたゾロが低い声を出して凄む。
その表情にぎょっとしてナミの背後に隠れれば、盾にすんな！！ と叩かれる。不憫で仕方ないが頼みの綱のAは今現在、至福の時間である。
そしてふと、ウソップの先程の発言に疑問を感じたナミは「ちょっと待って、」とストップを入れ、頭を擦るウソップを見た。
「船長は
告げられた言葉にぽかーん、と口を開ける。
その後、ナミを見る。
驚愕の表情だ。
「うそだろ！？ お前！？」
「私でもないっ！！ 何で真っ先に私を見んのよ！！ 船長はあっち！！」
ガミガミ怒鳴りながら前を指させば、彼の目に映ったのは追加で貰った肉を食べ終えたAの姿だった。
がぼーん、と大きく口を開けて固まる。
Aはその顔に首を傾げた。
「うっっそだろ…？ コイツが船長？ ……一番ありえねェ選択じゃねェか…！」
『ヘンな顔ねー』
固まるウソップにAの言葉は届いていない。
ナミとゾロは彼の反応に密かに共感した。
「まァ確かに…見た目じゃ一番弱そうだよな」
ゾロの独り言に頷いたナミは「てか！ ヘンって何だヘンって！」「そーいえばホコウソの顔どっかで見た気がすんだよねー…」「呼び方！ やめろ！？」と面白そうな会話を繰り広げるAを見る。
ゾロがいるにも関わらず船長がAとは中々にチャレンジャーな海賊団に見えるだろう。
いつの日か役職が反転しそうだと思うだろう。
だがそれは、Aを知らないから言える事なのである。
瞬時にそう感じ取るのと同時に、自分はAを知る人物なのだと実感し、少しの優越感が二人を襲うのだった。
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クリオネf。t(プロフ) - おかえりなさい！！これからも気長に更新お待ちしております！ (1月16日 13時) (
レス) @page24 id: 65c7182010 (このIDを非表示/違反報告)
すず - お帰りなさい！本当にずっと心待ちしました！🌸🌸🌸 (1月13日 0時) (レス) id: c5623c00fa (このIDを非表示/違反報告)
ひまり - 久しぶりです!ずっと待っていましたーー!お帰りなさい!!💞 (1月13日 0時) (レス) id: 94c06ac691 (このIDを非表示/違反報告)
なぎさ(プロフ) - わーー！ずっと待ってましたーー！！！！😭😭😭💞💞💞💞 (1月12日 21時) (レス) id: 29486955f7 (このIDを非表示/違反報告)
クロウサ(プロフ) - やっとキター！ずーっと待ってました。 (1月12日 20時) (レス) id: 004a3e734e (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクラさく。 | 作成日時：2022年10月27日 8時
