101- 煩雑 ページ24
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「今のうちだ……！！
…ところでお前、誰だ」
「私…泥棒よ」
『その子はウチの航海士！』
にいっと笑うAにナミは
当然、突っかかる
「バっカじゃないの！まだ言ってんの！？そんな事言うひまあったら、自分がその檻から出る方法考えたら！？」
『あーそりゃそうね。そうする』
「………」
捕まったのはほぼナミの所為だが
それを責めようともしないA
そんなAに、ナミは複雑な表情を作った
一方ナミに言われるがまま、出る方法を
考え始めたAに、
ゾロはストップを掛ける
「いや、問題ない。おめェは檻の中にいろ！！」
その時、煙で咳き込む声と共に
バギーの怒声が響く
「どチキショーが逃さんぞォ！！！」
その声を背に、
ゾロはAの入った檻を
力任せに持ち上げ始めた
ゾロの行動にAは困惑した表情になる
「オオ…！！」
『ちょ…ゾロいいよ！お腹の中飛び出ちゃうわ』
「飛び出たらしまえばいい！！」
『ん、それもそうか』
「納得すんなっ！！！」
Aの返答にツッコむと
傷口からポタポタと滴る血液を見て
焦り、忙しなく視線を動かす
檻の中にいるのが
体重の軽いAなのがまだ救いなものの
重い事に代わりはないだろう
「何でそこまで…！！！」
「おれはおれのやりてェ用にやる！」
「！！」
遂に地面から檻が離れ、
完全に持ち上がる
檻の重さの負担は、
全てゾロにかかっている状態だ
「口出しすんじゃねェっ！！！」
「(どうしてそこまで……！！！海賊のクセに…！！！)」
ナミは戸惑いを隠せずにいた
檻を持ち上げ、去っていくゾロを見ながら
ふと辺りを見渡せば、Aの入る檻の鍵が目に映る
ハッとして
思わず手に取ろうとした
「(いや…でも海賊よ？)」
思いとどまったナミの脳裏に
よぎるのは、Aとゾロの海賊らしくない姿
鬱陶しそうに頭をかくと、
乱暴に机の上にある
鍵を取り上げたのだった
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サクラさく。(プロフ) - めがねさん» めがねさんっ!!またまたコメント嬉しいですうう😭ホント、その言葉だけでがんばれます！ありがとうっ❗ (2022年11月27日 22時) (
レス) id: 7a958e7a6c (このIDを非表示/違反報告)
めがね - 相変わらず面白い!!!(∩‿‿∩)=ｂ (2022年11月27日 18時) (レス) id: 40a0bb14bb (このIDを非表示/違反報告)
サクラさく。(プロフ) - janさん» コメントありがとうございます‼そして勉強お疲れ様です😆忙しい中の一時の安らぎになれたなら良かったです。受験、頑張って！応援してます🔥 (2022年11月24日 8時) (レス) id: 7a958e7a6c (このIDを非表示/違反報告)
jan(プロフ) - 受験生なのですが、我慢できずに読んじゃいます😅毎日の楽しみです♪ (2022年11月23日 22時) (レス) id: fa03a34033 (このIDを非表示/違反報告)
サクラさく。(プロフ) - めがねさん» コメントありがとうございます！面白いと言ってもらえて良かったです‼ (2022年11月20日 11時) (レス) id: 7a958e7a6c (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：サクラさく。 | 作成日時：2022年10月12日 11時
