無個性:39 ページ40
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棄権者は私以外にも多数いたようで、そのほとんどは経営科の生徒であった
「(なんだ、私以外にも普通科の人いたんだ)」
.
ミッドナイトのかけ声で始まった障害物競走
私たち棄権者は観覧席へ移動を指示が出されている
経営科の生徒たちを先頭に次々と観覧席へ向かう
私もそれに続き歩みを進めるとスタート地点の方から冷気と共に激しい音が鳴り響く
「っ？！」
足を止め反射的にそちらの方へ目を向けるとまだスタートを切れていない選手たちがごった返していた
観覧席からよく見えるように設置されているモニターを見る
「(地面が凍ってる…！ みんな動きを封じられてるんだ！)」
夢中になってモニターを見ているとミッドナイトから「さ、何してるの。応援は観覧席に行ってからね」とウインクをされた
「はっはい！」
パッと周りを見渡すと私しかおらず急いでグラウンドを後にした
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会場内は盛り上がっている
応援の声もたくさん聞こえてくる
私も早く映像観たい！と足早に進む
が
「(校内とはいえ広すぎ……)」
グラウンドを去ってから観覧席へ向かうも棄権者は既に着いた後だったのか姿はなく自力で行こうと歩みを進めるが辿り着けない。迷子というやつだ
会場内の案内板を確認しながら進む
「(早く観たいのに…！)」
先ほどからずっと同じ道を通っているような錯覚に陥りながらも指定されている観覧席を目指す
「ここで何をしてる」
後ろから声がして振り向く。ちょうど通り過ぎた道の傍から体を包帯に包まれた男の人が出てきた
「あ、えっと…少し迷ってしまって…？」
「…はぁ。確かお前は普通科だったな。観覧席はあっちだ」
「えっは、はい！先生…？」
黒髪でもっさぁ…とした頭と真っ黒な服装。私が普通科だとわかってるということはきっと先生なんだよね？見たことないけど…
「相澤だ。A組担任をしてる。普通科には行ってないから知らなくても当然かもしれないが」
「…相澤先生！ありがとうございます」
相澤「いえいえ、じゃあわかったら急いで行け」
「はい！」
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マイク「イレイザー？目を離した隙にどこ行ってたんだ？？」
相澤「いや迷子に道案内をな」
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ユキヒメ - もう心操くんのカッコよさが凄い！私的にはレクの時に助けてくれた心操くんとお風呂上がりの心操くんがとてもカッコよかったです！続き楽しみに待ってますね！ (2021年7月27日 16時) (
レス) id: 68ce7e55eb (このIDを非表示/違反報告)
07狐 - 恋する乙女ですね〜心操くんのかっこよさが凄い！!←表現力0(T_T) ガンバれ!! (2019年2月10日 2時) (レス) id: 7d01dbf670 (このIDを非表示/違反報告)
ゲームできない系ヲタク - 心操くんの「応援してが」とても可愛いくって 泣きそうです。 (2017年8月20日 22時) (レス) id: cc03ee017e (このIDを非表示/違反報告)
毒どくきのこ(プロフ) - 心操くん！あぁ心操くん！本当にありがとうございます！ (2017年6月13日 17時) (レス) id: b6ff722af3 (このIDを非表示/違反報告)
佐吉(プロフ) - 毒どくきのこさん» 私なんてまだまだです…！精進いたします！！ (2017年6月13日 16時) (レス) id: a94f8c3657 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐吉 | 作成日時：2017年5月7日 2時
