無個性:32 ページ33
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それからはあっという間に時間は過ぎ、体育祭まであと1日をきっていた
あれから心操くんとは変わりはなく一緒にお昼を食べて一緒に下校して…という感じだ
今日は学校はなく(きっと明日の体育祭に向けて体を休めましょうという意味なのか)、お昼ご飯を食べてからいつものスーパーにお買い物に出ていた
「(今日はお野菜が安いな)」
買い物カゴを手に野菜コーナーへと歩みを進める
いくつかの野菜をカゴに入れて次はお惣菜コーナーへ
「(…あれ？あの髪の毛)…心操くん？」
心操「は？」
くるりとその人が振り返るとやはり心操くんだった
心操くんもカゴを持ち、もう片方の手にはスマホを持っていた
「心操くんもお買い物なんだ？」
心操「うん。今日は親の帰りが遅くてね、夜は自分でなんとかしろって言われたんだ」
「だから買い物」とカゴを少し上げる
「そっか、大変だね」
心操「そんなでもないよ、結構あるんだ。こういうこと」
「……ということは、」
「(心操くん今日の夜は一人なのか。お誘いしたいけどスマホ片手にっていうことは割と下調べしてから来てるだろうし、楽しんでる可能性もある…変に気を使わせたくないし……うーーん、どうしよう)」
口元に手を当て悶々と考え込んでたら目の前の心操くんがいきなり吹き出した
心操「ぷっはは……っごめん、急に百面相しだすから面白くて」
「えっ！そんな顔してた？！」
心操「してた」
「(うわっ恥ずかしい)」
ポッポッと顔に熱が集中する
「それで」と心操くんは私の顔を覗き込むように少し屈む
心操「Aは今、何考えてたのかな？」
「〜っ！ …言っても良いの？」
心操「いいよ」
「、よかったら夜ご飯うちで食べる？」
意を決して言う。心操くんの顔を見るもポカーンとしていて少しアホみたいになっている
こんな顔も出来るのかと笑うと心操くんも遅れて微笑む
心操「…いいの？」
「ふふ、もちろん！心操くんさえよければ」
たいしたものは作れないけどね。と付け加える
心操「じゃあ食べていこうかな」
「ちょっとここで待っててな」と心操くんは言うと自分のカゴの中身を戻しにその場を離れた
少ししてから戻って来て「お待たせ」と言う
ふわっとカゴの重さが軽くなったと思ったらスマホをポケットにしまって心操くんが私のカゴを持っていた
「あっ」
心操「これぐらいやらせて」
穏やかな表情を見せる心操くんに胸が高鳴るのを感じずにはいれなかった
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ユキヒメ - もう心操くんのカッコよさが凄い！私的にはレクの時に助けてくれた心操くんとお風呂上がりの心操くんがとてもカッコよかったです！続き楽しみに待ってますね！ (2021年7月27日 16時) (
レス) id: 68ce7e55eb (このIDを非表示/違反報告)
07狐 - 恋する乙女ですね〜心操くんのかっこよさが凄い！!←表現力0(T_T) ガンバれ!! (2019年2月10日 2時) (レス) id: 7d01dbf670 (このIDを非表示/違反報告)
ゲームできない系ヲタク - 心操くんの「応援してが」とても可愛いくって 泣きそうです。 (2017年8月20日 22時) (レス) id: cc03ee017e (このIDを非表示/違反報告)
毒どくきのこ(プロフ) - 心操くん！あぁ心操くん！本当にありがとうございます！ (2017年6月13日 17時) (レス) id: b6ff722af3 (このIDを非表示/違反報告)
佐吉(プロフ) - 毒どくきのこさん» 私なんてまだまだです…！精進いたします！！ (2017年6月13日 16時) (レス) id: a94f8c3657 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐吉 | 作成日時：2017年5月7日 2時
