無個性:31 ページ32
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帰りのSHRが終わり先生の元へプリントを持って教卓へ行く
「先生、よろしくお願いします」
「お！早速書いてくれたか。ありがとな」
先生はサラッとチェック付いているのを確認してから「また明日なー」と教室から出ていった
提出したし心操くんと一緒に帰ろうと席を見るもそこに心操くんの姿はなく、でもカバンは机に掛けてあるのでまだ帰ってはいないみたいだった
「なー！俺たちもヒーロー科に行ってみようぜ」
「賛成！体育祭に向けて下調べ〜」
「あわよくば弱みとか握れるかもしれねぇしな！」
行こう行こう、とクラスの男子グループがぞろぞろと教室を出ていく
「(ヒーロー科に？…もしかしたら心操くんもそこにいるのかな)」
カバンを背負ってヒーロー科の方へ私も向かった
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ガヤガヤとヒーロー科のクラスの前には人がごった返していてまともに教室内も見れない
「(なんかデジャブ…！)」
そういえば合否発表のときに心操くんに見てもらったんだったよね…なんて懐かしんでいるとA組の方から一層騒がしくなった
「(誰か言い合ってるなかな)」
心操くんを探すべくキョロキョロ見回す
隣にいた少し背の高めの他クラスの女の子に声をかけてみる
「あの、紫の髪の毛の男の子探してて。髪の毛立ってて目の下にクマのある人なんですけど見かけませんでした？」
「え？ああ、さっき見たかも。その人がそうなら前の方にズイズイっとかき分けてっちゃった。今A組の人と話してるけど…」
ちょっと喧嘩腰っぽい…苦笑いしながら答えてくれた女の子に「ありがとう！」と礼を告げて私もと人をかき分けて前へ進む
心操「…調子のってっと足元ゴッソリ掬っちゃうぞっつー、宣戦布告に来たつもり」
「(…し、心操くん？！！)」
心操くんの姿を捉えてからやっと聞こえてきた会話
なんと大胆な…と驚愕していると真後ろから衝撃がきた
「隣のB組のモンだけどよぅ！！」
ドンっとぶつかられ膝から倒れ転ぶ
「ふぎゃっ」
「！わ、わりぃ」
立てるか？と手を出してくれたB組の男の子
その手を横からきた別の手が払い落とした
心操「…A、ここで何やってんの。ほら立てるか？」
心操くんの手を借りて立ち上がる。心操くんは手をそのままにその場を後にした
繋いだ手はしっかりと握られており顔を熱が集中する
「一緒に帰ろうと思ったらいなかったから探しに来ちゃった」
心操くんは私の頭をポンポンとしてから「それじゃ、帰ろっか」と言った
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ユキヒメ - もう心操くんのカッコよさが凄い！私的にはレクの時に助けてくれた心操くんとお風呂上がりの心操くんがとてもカッコよかったです！続き楽しみに待ってますね！ (2021年7月27日 16時) (
レス) id: 68ce7e55eb (このIDを非表示/違反報告)
07狐 - 恋する乙女ですね〜心操くんのかっこよさが凄い！!←表現力0(T_T) ガンバれ!! (2019年2月10日 2時) (レス) id: 7d01dbf670 (このIDを非表示/違反報告)
ゲームできない系ヲタク - 心操くんの「応援してが」とても可愛いくって 泣きそうです。 (2017年8月20日 22時) (レス) id: cc03ee017e (このIDを非表示/違反報告)
毒どくきのこ(プロフ) - 心操くん！あぁ心操くん！本当にありがとうございます！ (2017年6月13日 17時) (レス) id: b6ff722af3 (このIDを非表示/違反報告)
佐吉(プロフ) - 毒どくきのこさん» 私なんてまだまだです…！精進いたします！！ (2017年6月13日 16時) (レス) id: a94f8c3657 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐吉 | 作成日時：2017年5月7日 2時
