無個性:23 ページ24
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午後の授業も終わり心操くんに一緒に帰ろうと誘うため心操くんの席までいく
「ねぇ心操くん、今日一緒に帰ろう？」
心操「…」
心操くんはチラッとこっちに目を向けてからすぐ晒す。所謂"無視"を決め込もうとしているのか
「心操くんってば」
心操「……」
適当にあった紙にペンを走らせる心操くん
そしてビリっと破き私に押し付けてから席を立つ
心操「しつこい。ひとりで帰って」
呆然と立ち尽くす私にクラスメイトが寄ってきて口々に好き勝手言う。
私を慰めるようなもの。心操くんの陰口のようなもの。
クラスメイトたちは今の私たちのやり取りを見て私が"心操くん側ではない"と判断したようだった
心操くんの走り書きに目を移す
《 ごめん 》
「なあ、みんなでカラオケ行かね？ 星野さんもさ！ あんな何考えてるかわかんねぇ心操なんかほっといて」
「そうよ！個性使って裏で悪さしてそうだし、怖いわぁ」
「星野さんはどんな歌歌うのかなー？超楽しみ！」
「え、あっ……ごめんね私行けないや」
お買い物とか行かなくちゃいけないし…と断る
クラスメイトたちも「そっかー、んじゃまた今度ね」と教室を後にする
一人になった教室で私は手の中にある紙をまた見た
走り書きとは思えないほどキレイで整った心操くんの字に温かみを感じる
「…なにが "ごめん" だよ、心操くん」
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「あ」
爆豪「あ？」
下駄箱付近に今日ランチを一緒にした爆豪くんがいた
「ヒーロー科の方ももう今日の授業終わったの？」
爆豪「…ああ」
あれ、お昼より大人しい爆豪くん…と不思議に思ってると「おい」と少々乱暴だと思われる呼びかけがあった
「えっなに？」
爆豪「チッ…いちいち怯えんなクソが」
「えぇ…」
爆豪「…どう思う、デクのこと」
デク？と頭にはてなマークを浮かべたがすぐに緑谷くんだと気づいた。お茶子ちゃんがそう呼んでたもんね
「どうって…別に普通？だけど」
爆豪「ふーん」
えっそれだけ？と思ったが下手に言わない方が身のためだろう。爆豪くんはどのタイミングでプッチンするか私にはわからない
爆豪「…なんも知らねえならいいや。それとお前」
その顔、超絶ブスだぞ。と言葉を私に投げつけて自分はそそくさと靴を履いて玄関を出た
「…はあ？なんだったの……失礼すぎだし」
緑谷「あれ？星野さんも今帰り？」
「緑谷くん…」
緑谷「どうしたの…その顔、ひどい顔してるよ？」
「緑谷くんまで！！？」
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ユキヒメ - もう心操くんのカッコよさが凄い！私的にはレクの時に助けてくれた心操くんとお風呂上がりの心操くんがとてもカッコよかったです！続き楽しみに待ってますね！ (2021年7月27日 16時) (
レス) id: 68ce7e55eb (このIDを非表示/違反報告)
07狐 - 恋する乙女ですね〜心操くんのかっこよさが凄い！!←表現力0(T_T) ガンバれ!! (2019年2月10日 2時) (レス) id: 7d01dbf670 (このIDを非表示/違反報告)
ゲームできない系ヲタク - 心操くんの「応援してが」とても可愛いくって 泣きそうです。 (2017年8月20日 22時) (レス) id: cc03ee017e (このIDを非表示/違反報告)
毒どくきのこ(プロフ) - 心操くん！あぁ心操くん！本当にありがとうございます！ (2017年6月13日 17時) (レス) id: b6ff722af3 (このIDを非表示/違反報告)
佐吉(プロフ) - 毒どくきのこさん» 私なんてまだまだです…！精進いたします！！ (2017年6月13日 16時) (レス) id: a94f8c3657 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名：佐吉 | 作成日時：2017年5月7日 2時
