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ジェ「だってさ、他の奴らとは話すのに俺とは話さないし、なんか避けてるっつーかさ…」
A「ルイス・マリアちゃん知ってるでしょ?」
ジェ「マリアは、俺の従姉妹だよ?」
A「マリアちゃんとさ、小学校一緒だったの」
「結構仲良かったんだけどさ、私の話し方が変だって…っ気づいた時、き、き、「気持ち悪っ」って言われたの」
ジェ「は…?」
A「それから、私が発表する度に笑ってきて、みんなの前で話す仕事押し付けてきたあと散々ば、馬鹿にしてきた…」
ジェ「Aちゃん…」
A「と、と、トイレまで連れて行かれて水かけられたりもした」
「こ、これでト、トラウマにならないなんて無理じゃない?」
ジェ「……」
A「だ、だからね、ジ、ジェシーくんのそのく、屈託ない笑顔見たらさ、こ、こ、怖くなるの」
「き、気持ち悪って言われそうで」
初めてこんなにジェシーくんと話した。
これで嫌われたなら仕方がない。
ジェ「じゃあさ、俺のことは嫌いじゃないってことでいい?」
返ってきたのは意外な言葉
A「うん…」
ジェ「良かったー…なんか話してても壁感じるしさ、あんま話しかけない方がいいのかなって思ってた」
A「ごめんね…ジェシーくんは何も悪くないのに」
ジェ「いやいや!俺もAちゃんと同じ立場だったらきっと同じことするもん。気にしなくていーよ」
A「ありがとう」
ジェ「いえいえ、ハウスハウス」
そんな話をしていたお陰で、購買のパンは1番不人気のぶどうパンしか残ってなかったから
ジェシーくんと仲良く同じパンを買って教室に戻ると
田中くんに「意外な組み合わせ」って言われちゃった。
松村「A、あと10分しかねえぞ。」
A「うそ!?!?」
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おすし(プロフ) - ぽんさん» 気づきませんでした!申し訳ございません。報告ありがとうございます。 (2021年4月5日 21時) (レス) id: 7b37edd1c5 (このIDを非表示/違反報告)
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作者名:おすし | 作成日時:2021年4月5日 14時