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俺は自分の耳を疑った
…え？
今なんて…
抱きしめていた先輩を放す
先輩は手で涙を拭って俺を見つめた
「私、光輝くんが好き…！」
夢…じゃない
「A先輩、、ずるいっす
そういうのは男から言う…
トンッ
A先輩の腕が俺を抱きしめていると分かった
胸のところから顔を出し、上目遣いで
照れ臭そうに笑うA先輩
「…私から言ってみたかったのっ！」
いじらしく笑うA先輩に
もう一生この人には勝てそうにないと
俺も強く抱きしめた
ドーン！
バンド演奏が終わって
一発の花火が空を舞った
ふたりで空を見上げて
目線が交わる
A先輩と一緒に見たこの花火を
俺は忘れることがないだろう
ーーーーーーーーーーーーーーーーーーFin.
もともと書き終わっていたので
すぐに完結させて頂きました
あと2.3話程は番外編でその後のふたりを書こうと思います
もう少しよろしくお願い致します
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作者名：のあ。 | 作成日時：2021年1月23日 18時
