普通の恋のお話。 (ページ19)

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まじか…！！
A先輩はこのことを知っているのだろうか

光成のおめでたい話なはずなのに
A先輩のことを考えてしまう

「え、あ、あのさ、それA先輩は知ってる？」

「A？
光輝に電話した前の日会ったって言ったじゃん、
あの日に言ったけど。」

、、ん？待てよ…？

ってことは、あの日遊んだ時に好き“だった”って
過去形にしてたってことは、

既に光成には彼女がいることを知ってたから。

一生懸命忘れようとしてたんだ

A先輩は、笑ってたけど。

A先輩のことが気になって仕方がない俺は
LINEを開いては、A先輩のトーク画面を開いてしまう

なんて送ればいいんだろう
元気ですか？とか、、、

颯太と渉に相談できるわけもないし
そんなことを考えているとすっかり日も暮れて
祭りに行くことに。

「俺、夏祭り久しぶりー！」

「俺もーー！」

颯太と渉の楽しそうな姿に
俺も考えていたことを忘れようと乗っかる

「光輝ーー！焼きそば食べようぜ！」

「おうっ！」

4人ではしゃいで遊んでいると
湧くんと会った

「え！湧くん！！！」

「おーーー！光輝じゃん！！」

湧くんは親同士が仲良い上に
中学の先輩で部活も一緒だった間柄

って…え？
湧くんの横に知っている人が

A先輩。